キャリア・プランとは3年後、5年後、10年後…

さらに生涯といったスパンで仕事に関する目標を設定し、そこに至るには

どのようなキャリアを積み上げていくかを考えた計画のことです。

転職はこのキャリア・プランに沿ったものであることが理想的です。

 

では、キャリア・プランを立てることはどのようなメリットがあるのでしょうか。

自分にとってどのような転職が望ましいかを理解できるようになります。

 

キャリア・プランを立てるために、まず自分の現在の状況を把握しましょう。

そして、そこから目標に至るためにどのようなキャリアを築いていくことが望ましいかを考えることが必要です。

その作業を通して、現状に対する客観的な分析ができ、転職によって実現したい

キャリアの道筋も見えてきます。

 

最終目標とそのためにやるべきことが分かれば、自身の転職に対する

モチベーションも高まります。

転職活動や面接に意欲的に取り組むことができ、そのことが態度や言動にも好影響を与えていくでしょう。

 

キャリア・プランを立てることは、面接で話す志望動機や転職理由の明確化に繋がります。

過去の職務経歴とそこで身に付けたスキルや知識、実績を、次の転職先でどう活かしたいかという自己PRにも繋げることができるでしょう。

 

では、キャリア・プランはどのようにして作れば良いのでしょうか。

まず、過去から現在に至るまでの職務経歴を整理します。

過去の業務で得た経験、スキル、知識、雇用形態、役職・役割などをすべて棚卸しして、目の前に広げてみましょう。

それらを分析しながら、自分が今後できることを考えていきます。

 

採用された後にどのようなキャリアを積み上げていきたいのか、どのような新しいスキルを身に付け、実績を残し、その会社のどのようなポジションに就くことを希望するのか、といった目標を設定します。

これが今回の転職における目標になります。

 

近い将来から少し遠い未来まで、期間を区切って、自分がどうなっていたいかを考えます。現状から次のステップ、さらに次のステップと順次、先の計画を考えていきましょう。

反対に、30年、40年後などの最終目標を設定し、そこから逆算してそれまでに何が必要かを考えていく方法もありますね。

 

将来の見通しがつきにくくなっている現在だからこそ、働く一人ひとりが

自分のキャリア・プランニングをすることで将来に備えることが大切です。