こんにちは。キャリアコンサルタントのHです。


(今回は社会人として望ましい用語、望ましくない用語の予定でしたが予定を変更しました)
コロナ禍の1年が間もなく終了します。私たちが経験したことがない事態が収束するどころか終わりが見えず不安なまま新しい1年を迎えようとしています。


コロナは「経済」を直撃し「労働環境」にも大きな影響がありました。「働く」ことと「社会」は強く繋がっていると改めて感じている方も多いでしょう。


今回からは「これからの社会を生きる」ことを考えていきたいと思います。

 

これまでも社会は大きく変化するたびに、習慣や慣行が変わってきました。

終戦後高度経済成長を支えた「終身雇用」や「年功序列制度」が大きく揺らいでることがその例でしょう。

 

このような大きな変化を私たちは受け入れてきました。

60歳から年金をもらえないことを受け入れ、年金だけでは生活できないであろうことも受け入れています。

一方で私たちはたった一回限りの自分の人生における仕事生活の在り方について、どちらかというと会社に任せ過ぎだったともいえます。会社や組織がそれだけ頼りになっていたという証ともいえますが、

会社や組織をそれほど頼りにできない社会の変化を受け入れていく必要があります。

 

つまり「自分の雇用は自分で守る」という考え方を受け入れるということです。

キャリアは人生そのものと考えると本来キャリアについては「自分軸」で考えることが基本のはずです。「変化」というある意味辛い時期は、自分を取り戻す意味ではプラスの要素もあるのです。

 

社会の変化や自分の変化といった節目でキャリアを振り返り展望し、また自分の置かれている仕事(社会)状況についても診断(分析)し、キャリアをめぐる自分の「内なる声」と自分の周りにいる人たち(社会)からの「外なる声」を共にうまくキャッチしていくことが大切だと言えるでしょう。


私たちは組織主導でキャリア開発をしてきた時代から、個人が今までより自律的に自分のキャリア発達について考える時代で生きていかなければなりません。また自律的に考える人が「選ばれる」人となっていくともいえるでしょう。

 

次回以降キャリアについて自律的に考えていきましょう。