正藍染め着物に合わす
濃紺
琉球半幅帯


知花花織、首里花織、道屯織、等の琉球半幅帯を
アップしましたところ、お問い合わせ、質問など
多数お寄せ頂き本当にありがとうございます。
「正藍染め着物に合わす濃紺琉球半幅帯」
についてもう少し説明した方が良いかなぁと
思いまして、あらためて投稿させて頂きます。





ご存知の通り 正藍染は藍花が咲く生きた藍甕の 
中に浸けて染めます。織糸や糊型置き白生地が 
鮮やかな青に染まり藍甕から上がってくる瞬間
息を呑む美しさです。化学染料には出せない
正に自然の藍色なのですが、本物であるがゆえに 
藍の色移りはどうしても避けられない所です…




藍の色移りがほとんどないと云われる
故田中昭夫氏の正藍染め染織作品や、




やはり藍の色移りが非常に少ないとお聞きした
芝崎圭一さんの藍染め木綿着尺も存在しますが…




長年伝統を保持する正藍型染めの竺仙の長板中形
も藍移りだけは如何ともし難いと云われています。




そこで発想を変えて「藍が移っても気にならない」
藍色濃紺の帯を締めてみては如何でしょうか?




濃紺あるいは紺系濃色地の帯裏に藍が移っても
それほど気にならず着用できるかと思います。




首里花織半幅帯は化学染料で染めた糸で織ってます
藍染め着物専用帯として決めておいてもよいかも… 




正藍染着物の染め具合いもひとつひとつ違いますし 
なかなか正解のでない「正藍染色移り」のお話ですが、 
ひとつのご提案としてお聞き頂けましたら幸いです。 




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