朝晩がだいぶ冷え込み、
秋らしくなってきました。
夏の疲れもある中で、
一日での気温差で体にも負担がかかり、
風邪やなんとなくの不調がある方も
いらっしゃると思います。
過ごしやすい時期ですが
季節の変わり目こそ油断せず
体のケアに意識を向けていきたいですね。
寒くなる前に整えよう!
秋の疲れ・不調の対策
秋は寒暖差が大きく、
日照時間が短くなることによる自律神経の乱れ等から
疲れ、だるさなどの不調が起きやすくなります。
秋の体調管理のために
①自律神経を整えるために
生体リズムを整えましょう。
生体リズム(体内時計)は
体温・血圧・ホルモン分泌など体の中の機能を調節し、
生体リズムが乱れると自律神経にも影響を与えます。
→ 整えるためには
- 起きる時間、寝る時間をいつも同じ時間にする
- 朝起きたら朝日を浴びる
などが有効です。
②体を冷やし過ぎないように
冷たいものを極力控え、
常温や温かいものをとりましょう。
お風呂はシャワーで済ませず湯船につかり温まりましょう。
体が温まることで血液循環が良くなり
疲れやだるさの改善にもなります。
知っておきたい免疫のおはなし
新型コロナウイルスも5類になり、
以前の日常が戻ってきつつあります。
しかし、感染症のリスクがなくなったわけではありません。
以前はマスク生活の中では
「普通の風邪も引かなくなった」
という声が多く聞こえましたが、
人の動きが多くなると
感染症のリスクもまた高まります。
実際に
- 新型コロナウイルス
- インフルエンザ
- RSウイルス
- ヘルパンギーナ
なども増えており、
感染症への注意が必要です。
ポストコロナ時代においても
免疫力を高めることは私たちの健康を守り、
生活の質を保つためにも必要です。
これからも
免疫を高めるための生活を
心がけていきたいですね。
免疫の働き
免疫とは私たちの体を守るシステムです。
体に入ってきたウイルスや細菌などの異物や
異常な細胞を見つけて戦うのが免疫の仕事です。
免疫には、
色々な種類の免疫細胞がいて、
それぞれが連携して機能します。
大きく分けると、
免疫には病原体などの異物を
発見したらすぐに戦う先発チームと、
病原体の性質を分析して
対策を立ててから戦う後発チームと
2つのチームで構成されています。
先発チームを自然免疫、
後発チームを獲得免疫といいます。
参考:「面白いほどわかる免疫の新常識」
TJ Mook 奥村康 著
先発チーム 自然免疫
自然免疫には、
貪食(異物を食べる)や伝達の働きをするマクロファージ、
樹状細胞、好中球などがあります。
単体でがん細胞と戦うNK(ナチュラルキラー)細胞も
自然免疫の一員です。
自然免疫だけでは手に負えない敵が侵入したときには
マクロファージが
次の獲得免疫のチームに応援を要請します。
後発チーム 獲得免疫
獲得免疫にはT細胞とB細胞があります。
この後発チームには、
敵の特徴を見分けて情報を送るヘルパーT細胞、
敵に見合った武器(抗体)を作って戦うB細胞、
感染した細胞を攻撃するキラーT細胞、
攻撃の終了を合図するレギュラトリーT細胞など
たくさんの種類があります。
次回は、
私たちの生命を支える免疫を高めるポイントについて詳しくお伝えします。
こちらの記事も
➡夏から秋の変わり目を健康に~秋に起こりやすい症状・おすすめの食養生~
✿お電話でもご相談できます♪
✿LINEでもご相談できます♪