早くも桜の開花宣言がされましたね。
フレイルという言葉を
お聞きなられたことがありますか?
今回はフレイルのお話です。
フレイルとは?
英語の「フレイルティ(虚弱)」からくる言葉で
加齢にともなう筋力や心肺機能の低下といった身体的な活力低下に加え、
認知機能や気力の低下といった精神的な活力低下が合わさった状態のことをいいます。
フレイルとは
高齢者が要介護になる前の
可逆的な心身虚弱状態
(※可逆的な=元に戻ることができる)
つまり、その要介護への赤信号を
正しく察知し生活を変えてゆくことで、
要介護のリスクを軽減することが可能です。
下に示したのがフレイルと診断される5つの基準です。
- 疲労感がある
- 体重減少がある
- 歩行速度が遅い
- 握力が弱くなっている
- 活動量の減少がある
フレイルの「イレブンチェック」
- ほぼ同じ年齢の同性と比較して健康に気をつけた食事を心がけていますか?
はいorいいえ - 野菜料理と主菜(お肉またはお魚)を両方とも毎日2回以上は食べていますか?
はいorいいえ - 「さきいか」「たくあん」くらいの固さの食品を普通に嚙み切れますか?
はいorいいえ - お茶や汁ものでむせることがありますか?
いいえorはい - 1回30分以上の汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施していますか?
はいorいいえ - 日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上実施していますか?
はいorいいえ - ほぼ同じ年齢の同性と比較して歩く速度が速いと感じますか?
はいorいいえ - 昨年と比べて外出の回数が減っていますか?
いいえorはい - 1日1回以上は誰かと一緒に食事をしますか?
はいorいいえ - 自分が活気に溢れていると思いますか?
はいorいいえ - 何よりもまず、物忘れが気になりますか?
いいえorはい
この色の答えが、
- 3~4個でフレイルの可能性あり
- 5個以上でフレイルのリスクが高い
と言われています。
参考:東京大学高齢社会総合研究機構
「フレイル予防ハンドブック」
健康から健幸へ!
元気な健幸人生を目指しましょう♪
人生100年時代、長い人生を
いかに元気に過ごすかが
私たちの大きな課題になっています。
健康寿命を延伸する !
そのカギとなるのがフレイル対策です。
私たちは誰でも年を取るにつれて心身が衰え、
健康で自立した状態から
介護が必要な状態へと老いの坂道を下っていきます。
しかし、介護に至る途中に
フレイルという段階があります。
この時期のフレイルになんの対策もせず過ごしていると、
要介護状態への進行スピードが加速してゆきます。
フレイルの特徴のひとつは、
早く気づいて適切な対策を行えば、
その進行を遅らせたり、
健康な状態に戻したりできる可能性があることです。
- 食べ物が噛みにくくなった
- 歩く速度が遅くなった
- 疲れやすくなった など
感じたときに、
『年を取った』 と見過ごさず、
『フレイルのサインかも!!』と自覚して、
いち早く適切な対策を始めることが大切です。
「フレイルサイクル」をストップ!
対策のひとつとして、
フレイルサイクルをストップさせる!
ということがあります。
活動量が減り、
エネルギー消費が低下します。
そして、その状態では食欲が湧かないので、
食事の摂取量が減り
タンパク質などの栄養摂取の不足による
低栄養状態になります。
更にそれが続くと
体重が減少して筋肉量が減少する・・・。
こうした悪循環をフレイルサイクルと呼び、
転倒や骨折あるいは慢性疾患の悪化をきっかけとして
要介護状態になる可能性が高くなります。
筋肉量を維持するための対策(食事や運動)を行い、
フレイルサイクルをストップすることが重要です。
病気を治すだけではなく、
その先にある「元気な健幸人生」を目指しましょう。
そのための健康増進を応援します!
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