暑い日が続きますね。
みなさま、
日々の疲れを感じているでしょうか？
様々な疲れがあるかと思いますが、
今日は脳疲労についてのお話です。
その疲れ、脳疲労かも？
- 体がだるい
- 肩こり
- 腰痛
- 不眠
- 集中できない など
慢性的な体の不調は、
実は脳疲労に原因があるのかもしれません。
現代社会では、職場や家庭など様々なシーンで
「あるべき姿」を求められ、
原始的な本能の欲求よりも理性が優先されがち。
ここは一つ、
疲れた脳を解放し休ませ、
本能の欲求に従ってみるのもいいかもしれません。
そして、心に響く「感動」と出会ってみましょう。
脳へのみずみずしい刺激は
認知機能の低下を防ぎ、
歳を重ねても人生に彩りをもたらしてくれます。
「理性脳」を休ませ「本能の脳」を使おう
人間の脳は、大きく三層に分けられます。
●大脳新皮質
人間的な高度な知性を司る
●大脳辺縁系（偏桃体・海馬）
喜怒哀楽や記憶などを司る
●脳幹・視床下部
生命機能の根幹を司る
一番奥にある「脳幹・視床下部」は、
呼吸や拍動など生物としての生命機能を司り、
その上に「大脳辺縁系」があり、
動物としての本能的行動に必要な情動や記憶などを司ります。
そして最上部に高度な知性を司る
「大脳新皮質」があるのです。
「大脳新皮質」は
言語、判断、思考、意欲、感情などを司り、
人間の進化の過程で最も良く発達してきた部分で
「理性脳」ともいいます。
一方、「大脳辺縁系」は
食欲、睡眠、性欲、征服欲など
動物が本来持っている機能を担っており、
いわゆる「本能の脳」です。
この２つの脳がうまくバランスをとることで、
人間は生きる力を獲得してきたのですが、
時代が進み、社会が変化するにつれ、
両者のバランスは明らかに崩れてきています。
複雑な現代社会では
- 「○○せねばならない」
- 「XXしてはいけない」
- 「△△と期待されている」
というように、
理性脳がより活発化し、
その陰で
- 「休みたい」
- 「眠りたい」
- 「食べたい！」
といった本能的な欲求は抑えられています。
日々の生活の中で「疲れたな」と思ったら、
多様な情報はシャットダウンし、
本能の声に耳を傾けてみましょう。
「禁止」をやめて健康体になってみる
脳疲労を実感した場合は、
理性脳を休ませ、
本能の欲求に従って、
まずは脳を健康に戻してみましょう。
例えば、
コレステロール値など気にせず、
好きな食べ物を心ゆくまで食べ
「ああ、美味しい」と声に出して言ってみるのです。
禁止や抑制を取り払い、
本能の脳を回復しましょう。
脳が健康になるに従い、
- 消化
- 吸収
- 代謝
- 排泄
が正常に機能するようになり、
食べ過ぎ、飲み過ぎをしなくなり、
自然と健康に良いものを求めるようになります。
仕事や家事でストレスがある場合は、
やらなければならないことを一つ、
手放してみましょう。
「投げ出したい！」という
あなたの気持ちを大切にしてみるのです。
感動することで脳は若返る！
本能の脳と理性脳が共鳴し、
脳全体に大きな波動をもたらすのが感動です。
感動で快感や満足感が高まった時、
脳の中では「やる気」を引き起こす
「ドーパミン」という物質が
放出されることが知られています。
感動するということは、
それだけで脳に大きな刺激をもたらし、
脳を活性化させます。
なぜなら、心動かされるその瞬間、
私たちの五感は研ぎ澄まされ、
小さな差にも気付いているからなのです。
脳をリラックスさせ、
日々の暮らしの中に目を向けてみましょう。
小さなことに感動する力が脳の老化を防ぎ、
生き生きとした毎日を約束してくれます。
感動力を育てる秘訣
- 表情豊かに
表情筋をたくさん動かしてみる
- 姿勢良く
姿勢を正して青空を見上げてみる
- 友人を大切に
趣味やライフワークを共有できる仲間を見つけてみる
- 目的意識を持って
毎日通る道にも変化や発見があるはず
- 好きな人がいる
俳優でもペットでも"大好き！”の気持ちを大切に
- 運動を楽しく
体を動かすことは脳にも良い刺激♪
- 食事を美味しく
旬の味覚を味わい、しっかりと脳にエネルギー補給を
- 言葉を豊かに
美しい言葉や表現を声に出して使いましょう
脳疲労テスト
あなたの脳がどのくらい疲れているのか。
ここ２～３週間の状態を振り返り、
チェックしてみましょう！
次の１１の質問にそれぞれ
- A：毎日
- B：週に２～３回
- C：週に１回未満
で答えてみましょう。
- 夜中に目が覚めたり、朝早くに目が覚める
- 寝つきが悪い
- 食事を美味しいと思わないときがある
- 便秘をすることがある
- 体を使わないのにヘトヘトだと思うことがある
- 気持ちが沈んで暗い気持ちになることがある
- 仕事や家事が面倒くさいと思うことがある
- 外出が億劫になることがある
- イライラすることがある
- 不安を感じることがある
- 自分を責めることがある
- A が１つ以上 又は B が3つ以上
・・・重度の脳疲労 - B が２つ・・・中度の脳疲労
- B が１つ......軽度の概疲労
- C のみ ......脳疲労ではない
ご自身を振り返り、
疲れすぎる前にゆっくり休んで
心も身体も元気に過ごしましょう！
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