石造を求めて№72
沖縄県今帰仁村崎山の按司墓
崎山と平敷との境を流れるジニンサ川の左岸の農道沿いにある按司(アジ)墓である。右岸には池城墓がある。

崖を横に彫り込んだ掘り込み形式の墓である。前面を切石の相方積みで墓口は野面積みの石で覆われている。古墓でも墓口は便利なように一枚岩、2枚岩、3枚岩で覆われているの通常?墓前野面積みの石段などを見ると古い形式の墓と思われる。300年前後と言われている。

右手の墓は改修したのかブロック積みにシックイ塗りとなっていて墓口は2枚の石でおおわれています。
今年の6月(清明祭後)に訪ねたが、きれいに掃除されていて先人を大切にする沖縄の心が表われています。

墓口の野面積みの例はあまり見られない。私の知る限りでは浦添市伊祖の高御墓(現在)、南城市の知念アジ墓などがある。かつては前面すべてが野面積みであったと思われる。