伝統的神アサギのある風景№1 恩納の神アサギ 恩納村恩納
神アサギの多くは沖縄本島北部(山原)地域に存在している。1713年の「琉球国由来記」には「神アシアゲ」と記されている。
「神アシアゲ」の由来は建物の足(柱)をあげたことから出た呼称だと言われているが現代では一般的に神アサギと称されている。
神アサギは集落中央部のアサギナー(広場)に建てられ、集落祭祀(五穀豊穣・シマの繁盛・航海安全の祈り)を行う建物である。
神アサギに共通する特徴は軒が低く屋根と柱のみ建築である。


アサギ図面

茅葺屋根は定期的に葺き替えられている。

2017年

二本の中柱(120φ)が建っていて、つなぎ梁で連結されている。


伝統的神アサギは沖縄建築の原点である。
・四方とも壁がなく柱と屋根の建物
・屋根内部は骨組み素材がデザインであり壁(構造と意匠が一体)
・正方形の平面、寄棟屋根は風抵抗を少なくする(構造の安定原理)
リン構造(サス構造)
・ウンケーリン(妻サス)2本
・ヤエリン(平サス)10本
・ワチリン(隅サス)8本
※ワチリン(隅サス)だけがリン構造で、ウンケーリン(妻サス)及びヤエリン(平サス)は上部はンニ(棟木)上に
交叉し下部はキタ(桁)に緊結するだけで中柱構造(タルキ掛け)となっている。