石造を求めて№17

アカイジュマー(井泉)  所在地:沖縄市知花(白川街区公園内)

この井泉はかつて白川屋取(ヤードゥイ)集落の人々が使用していたと言われていますが歴史は不明である。白川集落は戦後全域が米軍基地に接収されている。

2003年5月に改修され、現在の形となっている。全体に粗いあいかた積みと布積みが用いられている。

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井泉正面

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井泉全体写真
右手上部には小さい祠が見える。
沖縄の古い集落は水の便のある所に立地している(風水思想)、井泉のある所集落あり、水は命の源、そこで生まれ育った人々は今なお水の神様に祈願に訪れる。

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アプローチの石畳
現代石工(設計)のセンスが光る。

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上部アカギのある側からの眺め

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湧き口上部からの眺め

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湧き口上部から溜池側をのぞむ。

樋からの清き水音が心地よい。湧き口周辺の造りは我如古ヒージャーとよく似ている。湧き水は1段目の水槽(2,250×2,650)から2段目の水槽(1,500×2,650)をへて200㎜幅の溝を通って広い溜池へと流れる仕組みとなっている。
長方形のシンプルな造りで、前面の曲線アプローチの石畳、上方に大きく枝を広げるアカギの大木など、とても雰囲気の良い素晴らしい井泉である。

溜池では子供たちが釣りをする姿が見られ、東屋近くでは2匹のマングースを見かけた。