先日の事。

親子でご来店のお客様。
久しぶりに帰って来た娘さんとのお食事を
楽しんでおられました。

しばしのお楽しみの後、お帰り支度をして
さて帰ろうというところで、

お母さん、お母さん、どうしたの?

と少し大きな声で呼びかける声に
キッチンから覗いてみると、只ならぬ様子に目を奪われました。
ほんの少し前までは、楽しそうにお話をしていたのに、今は顔は蒼白  意識がモウロウとしていて現状の理解が出来ない様子。
しばらく様子を見ていましたが、結局 人を呼んで病院へ。


後日、ご挨拶に来てくださったお母様に伺うと、
娘さんの帰省が嬉しくて、一緒に食事をしようと
朝から余り食事も水分もとらずに、楽しみに待っていたそう。
昼食には間に合わなかった娘さんの帰省で、結局 食事をしたのが夜だったそうで
最初に口にしたのがビールだったおかげで、次第に脱水症状になっていったのでしょう。

連日の猛暑で、それでなくても熱中症になりやすい環境にいる年配者の方々。
普段から水分を余り取らなかったり、暑くても感覚的に解らなくなっている方も多いと聞きます。
今回のように、普段は1人で暮らしている方々は子供の帰りを今か今かと食事もせずに待ちわびているのかも知れないですね…

お家での事情は解らない飲食店で、ちょっと怖いお話でした。