ふく花さんのお蕎麦はどこの蕎麦?
よく聞かれるので
たまにはお蕎麦の事をちょこっと…

ふく花の蕎麦は、長野のお蕎麦
蓼科の蕎麦を中心とした信州蕎麦です。


蕎麦粉は、こうちゃんが昔 長野の蕎麦工場に勤めていた事があり(今は無いけど)愛着たっぷり。

蕎麦塾で蕎麦を習っていた時に色々取寄せて打っていた中で、信州の蕎麦粉が私には一番馴染んだと言う事で、お店をやろう‼︎と決まったら
蕎麦粉は即決で信州になったのでした

製粉は その時にお世話になっていた工場にお願いをして、飲んだ後に〆で食べる蕎麦をイメージして、ふく花仕様で 荒く引いた蕎麦粉と、粗挽き粉を2種類 引いてもらい、季節に合わせて少しずつ調合を変えて打っているのです。
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最初は自家製粉で色々な産地の蕎麦を使ってみたい!と思っていたけれど、憧れの石臼は買えず…

そのうちに月日は流れ、ポツポツと聴こえるようになった お客様の声…

久しぶりに来たけど、そうそうこの味だよね~。

変わらない。この味だー!

いつ来ても同じ味は、ホッとするね~♬

この子、ここのお蕎麦好きなんですよ~。


そんな声を耳にする機会が増えてきた頃から
いつでも同じ味でいられるように頑張ろう…
本当は不器用だから色々出来ない。それが解ったのもあって 信州のお蕎麦を、精一杯の愛情を込めて(おまじないの様に、美味しくな~れ~!美味しくな~れ~♬と唱えながら(笑))打たせてもらってます。

1度だけ、粉の引き方を変えてもらってお出しした時があったのですよ。
その時は、蕎麦変えちゃったの?
なんて何人かの人に言われましてね…


お蕎麦って好きな人は、どこまででも食べに行くし、何度でも食べに行く。凄いですよね…

お蕎麦は簡単そうで、とっても難しい食べ物なんだと 打つ程に思うのです。

心の乱れも、お蕎麦には出てしまうんですよ…
不安のある日、喧嘩をした日、怒ってる日なんて最悪なんです。
ふく花の蕎麦は、こうちゃんが鉢仕事担当。私が後を引き受ける二人三脚形。
なので、喧嘩なんてした日には、2倍の怒りがお蕎麦に入ってしまうのです…
やっぱりお蕎麦は、穏やかな気持ちで楽しく打ってあげると、出来上がりに不思議と お蕎麦の声が聞こえるんですよ。

今日の私、美味しいよ✨

って

いや~凄い世界だな…といつも思います。
凄い事始めちゃったな…とも(苦笑)
技術の足りない私は、せめて愛情をたっぷり込めて日々お蕎麦を打たせてもらいます(*^^*)

変わらないでいる事。変えないでいる事が良いのかはわからないけど、

そうそうこの味!

を目指して。