建物の登記は銀行などによる融資のからみがありますので、急ぐ案件が多くなります。
今日は建物表題登記について考えたいと思います。
建物登記の流れとしては最初に依頼を受け、現地調査・法務局での調査を行い、そして書類作成になります。
しかし、最初に書いておりますが、建物登記の依頼を受けた段階では通常建物は完成しておりませんので、登記申請はできません。ところが、融資の実行時に完成をあわせて工事を進める業者さんもいらっしゃいますので、融資時における抵当権の設定ができる状態(表題登記完了時)の説明をし、完成時に登記申請します。だから表題登記申請をする時には完成しているということになり法務局によって差はありますが数日は完成より過ぎた日付で融資実行することになります。
工務店や不動産業者の方々は本来完成したときにはお客様への建物引渡しや決済による入金、他には保険などいろいろな”早く済ませたい事項”があるので、その要求される事柄はいかに表題登記完了までを早く済ませるかにかかってきますので建物登記は受けてから即、調査に入るようにしています。