#横浜STARTUPは、FCバス、FCVを横浜市が日常的に使い、災害時に電源供給車として利活用できるようにします。

災害に見舞られること予測され、自宅からの退避が求められる場合は、避難所に行く事が求められます。また、災害発災時は自助・共助・公助が求められます。先ず、家族の安否確認、自宅の崩壊状況の確認、当面の生活必需品の確認。そして、近隣居住者の安否、崩壊状況の確認。その上で、自宅ではなく、地域の避難所に移動することが必要と判断した場合は、避難します。

避難所に必要なものは、食糧とエネルギーです。エネルギーの中でも電気は必需と言えます。災害発災時に送電網、電気設備が崩壊し、電気の供給がストップした際に、復旧までの時間は自ら電気を調達しなけれなりません。携帯電話、冷暖房、照明、いづれも避難所では欠かせません。避難所に灯油・ガス・ガソリン等の発電機が置いてあると思いますが、日ごろ使ってない機材は、もしもの時に使えるか、わからないのです。

FCV、FCバスは移動発電機でもあります。水素がある限り、発電し続けることが出来ます。空気中の酸素と、車載タンクにある水素が、燃料電池で結合して電気になるという仕組みです。災害時には、横浜市内を走行するFCバスや役所が日常業務で使うFCVを各避難所に持ち込むことが出来れば、当面の電気を賄う事が出来ます。日頃使っているものなので、十分機能するはずです。トヨタ自動車のシュミレーションでは、FCバス(9kW出力:235kWh容量)の場合は、学校等の大規模避難所で4.5日間、電気を提供できるとしています。通常時の利用と災害時の利用という2つの目的にかなう事になるのです。備えあれば患いなしということです。