(松本総合体育館に展示されたFCV4車種)
 

信州ブレイブウォリアーズとの出会いは、「世界初!水素燃料電池プロバスケゲーム」を長野県企業局と共に支援してきたことから始まります。菅政権になり、2050年カーボンフリーが国策となり、再エネを進めようとすればするほど、そのキャリアとして水素が必要不可欠となってきます。プロチームとして、子供たちに夢や希望を与える事は大切なことです。でも、その思いを伝えるはずのゲームが、世界全体の課題でもあるCO2を減らす努力をしていないとすれば、「子供たちの夢や希望」に成り得ないと言われても否定できなくなります。チーム全体の運営方針も大切ですが、一方で、人一人の選手の意識も大切です。1億円以上を稼ぐプレイヤーが、フェラーリやポルシェやベンツ等の高級車に乗るなら、ガソリン車ではなく、FCV、EV、PHEVにしてもらいたいのです。それは、TOPプロこそ、社会の見本にならなくてはいけないからで、それが堅苦しいというならプロ選手を辞めるべきだと思うのです。全ての側面で、子供の憧れになって欲しいと思うからです。

 

(FCVから出店ブースに電気を供給)

 

3月27~28日、今回、信州ブレイブウォリアーズが取り組んだのは、CO2フリーゲームです。水素燃料電池ゲームでは、ゲームの一部の電気を供給してきましたが、さすがにアリーナ全ての電気を賄うには容量が足りません。今回の取り組みは、長野県企業局の水力発電と水素燃料電池のコラボによって、全体をCO2フリーゲームにするというものです。長野県という地域は、森林も多く、CO2フリーをそこまで意識しなくても、恵まれた自然環境の中で、CO2を吸収出来るかもしれません。その地理的環境にあっても、長野県は、信州ブレイブウォリアーズと共に、以前からメッセージ発信し続けているのです。僕はこうした取り組みに賛同して、多摩大学ルール形成戦略研究所の一員として協力をしています。


(信州ブレイブウォリアーズVS新潟アルビレックス)

 

今回の会場であった松本市総合体育館に集まるブースターの皆さんに、水素エネルギー社会を理解して頂くために、現在日本で販売されている全てのFCVを展示しました。長野県企業局が所有するHONDAクラリティ、新型トヨタMIRAI。そして、僕持ち込んだ旧型トヨタMIRAI、そして今回も協力をして頂いたユニファイドサービスのベンツGLC-Fcellの4台が集結しました。新型MIRAIは、2月から販売が始まったばかりですし、ベンツGLC-Fcellは、日本に28台しかないし、全部を見れる機会は、非常に珍しいと思います。そして、今回が初めてあることは間違いないと思います。多くの方々が、FCVが置かれている場所に来て、そして僕らの説明を聞いていました。もちろん、たくさんの質問もありました。燃料電池車にやたらに詳しい小学生、全ての車種のシートに座っていった小学生、「確かに時代が変わって来たね」としみじみと話していた高齢者、いろいろな人との触れ合いもありました。水素に対して関心が高まっていることを実感したのです。

 

(水力発電の電気使用量)

 

長野県は、夏に長野市内に初めて商用水素ステーションが、オープンするそうです。その先も県内に3か所くらい新設すると言われています。新型MIRAIは、走行距離850KMなので、「長野市内にお住まいの方は、購入しても大丈夫と思いますよ、他の地域の方はステーションが整備されたら、購入してみて下さい」と営業マンではないですが、実際の使用感を伝えていました。実際に夏以降は、FCVを購入する人が出てくると思います。

ゲームが始まると人がいなくなるので、2日間ともブレイブウォリアーズVS新潟アルビレックスのゲームをグラウンドレベルで観戦してきました。2日間で1勝1敗のイーブンでした。ブレイブウォリアーズの選手は、チームがCO2フリーを意識した運営がなされていることを誇りに思うでしょうし、ブースターも誇りに思って良いと思います。これが、BJリーグの標準になるように・・・、これが僕の希望でもあります。次はどんなコラボが出来るか、楽しみです。