「コザに行くか!」

プログラミングスクールに通うことを決心し、さて何処のスクールに通うか考えてみたのです。実はプログラミングを学ぶ方法は、書籍、動画、WEBといった独学で学ぶ方法、オンラインスクールを通じて学ぶ方法、そしてスクールに通って学ぶ方法があります。何故、スクールに行こうと決めたかというと、独学で学べるほどの基礎知識が無いし、わからないことをすぐに聞かないと何がわからないのか、わからなくなってしまうからです。そして、スクールに行くにしても週に1~2回だと前回学んだことを忘れてしまい、授業に出ても思い出すことで精一杯になり、前になかなか進めないことが想定されるからです。他にも問題があります。自宅から通うとなると家族や友達の付き合い等、全ての時間を勉強に費やすことが出来ないということも想定されます。自分の置かれた状況と効率性を追求した場合、どうすればよいか、その時にハット思い出したことがあったのです。

平成29年5月に自民党IT戦略特命員会で沖縄市コザにある「スタートアップカフェ・コザ」に視察に行きました。ここは企業創業の支援施設であると同時に、ITに関する様々な講座を開いているのです。その中でも、1日3時間、40回(約2か月間)のプログラミングスクールが人材養成としての効果を上げていたのです。卒業生が起業したり、新たな就職が出来たり、個人事業主になったり、プログラミングを学ぶことによって新たな一歩を踏み出しているという事例発表もしてくれました。そうか、コザのプログラミングスクールに通うという手もあるな・・・。周りに影響されず1日中、プログラミングの勉強ができ、いつでも質問に答えてもらえるスタッフが常駐している。スタートアップカフェはWi-Fiが充実していて、22時までオープンしている。もちろんスクール生はいつでもカフェを使用することが出来る。思い切って、コザに泊まり込みで、スクールに行ってみるか・・。

 

生まれて実家から学校、職場に通い、結婚してからも家族と暮らすマンションから職場に通う。3年生まで目黒区で暮らし、それ以降は横浜市青葉区、この2か所以外に住んだことはありません。一度も一人暮らしをしたこともなく、仕事で海外に出かけたとしても長くで3週間。それ以上、家から離れて生活したことがないのです。特に20歳からは政治家になるためにサイボーグと化していたので遠くでの生活は考えられませんでした。2か月とはいえ、見知らぬ街での初めての一人暮らし、それもいいか・・・。会社員になれば、誰でも一度は転勤や単身赴任を経験しているはず、そんなことも僕にはなかったのです。国家国民の為にという一言で全てを片付けて、当たり前の事、家族の事、そして自分の事すら振り返ることもしませんでした。今思えば、良いこととは思えません。

遠くからも受け入れてもらえるのだろうか、スタカフェの代表であるナカムラマコトさんに早速、facebookメッセンジャーで連絡してみると沖縄市外の人も受け入れ可能という。次のスクールは何時かと聞くと1月15日~3月9日と。丁度よい、年内に選挙に係る残務を終わらせて、ゼロからのスタートをきるのにピッタリと。申し込みがスタートすると同時にネットで申し込み、合格の連絡を待つことになったのです。人数が多い場合は、審査があるというので、落とされたら困るな、気持ちが入っているに。合格メールが届いたのは12月中頃でした。

合格となると次は住まいです。2か月というのは、アパートを借りるにも中途半端、どうしたらよいものか。それなら、シェアハウス(ゲストハウス)に挑戦してみよう。いろいろな人に出会うことも出来るし、体験できることは何でもやってみる。そして、スタカフェから歩いて30秒の所にある「ゲストハウスキャサリン」に2か月間お世話になることに決めたのです。とにかく近い。勉強づけになるのに最適です。

12月には第7期スタートアップカフェプログラミングスクール生のfacebookグループがつくられ、情報共有の場がつくられました。プログラミングの意味や学び方などが書かれていると同時に1月15日の開講日までの予習も書かれていたのです。1月から2か月間横浜を離れるとなるとそれまでにやらなくてはいけないことが沢山あって、予習はほとんど手つかずのまま日々が過ぎ去っていったのです。これはまずい、まずい、と思ってはいたけれど、日にちが経つことの方が早かったのです。子供頃、夏休みの宿題を早く済ませれば良いのに、結局、授業が始まるギリギリまでやっていない、あの頃と何も変わっていない自分がいました。年が明け、平成30年となり、あと2週間でスクール、予習に入ったのは前日の1月14日でした。

次回は「開講日になってしまったけれど・・・」