先に応援できる人に私はなりたい | 言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

人の身体は、食べたもので作られる
人の心は、 聞いた言葉で作られる
人の未来は、話した言葉で作られる

いい言葉を聞いて、心を豊かにし
いい言葉を話して、明るい未来を作りましょう

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ある日の23時
大学での勉強を終え、電車での帰路の途中
ハプニングに遭遇した。


電車の急停止
 

「勘弁してくれよ」
今すぐにでも帰りたいのに、ここに来て。
 

頭も痛いし、眠たいし、

周りの乗客たちも顔をしかめている。
社内に重い空気が漂った
 

急停止から約15分後、車掌からアナウンスが入る
 

「線路にお客さまが立ち入りました。

 現在、線路の確認中です」
 

何やってんねん、こんなときに。
怒りがピークに達しそうだった。

すると、前に立っていた2人の30代の女性の会話が聞こえた。
 

「頑張れ、頑張れ」
 

2人が急停止したことに怒るどころか
対応をしてくれている職員を応援していた。

「なんてすごいんだ」
思わず感動した。

この状況で他人を応援できるということに。
同時に反省もした。

誰もトラブルや事故を起こしたいと思っているわけではない、
 

それにもかかわらず、

私はその人たちを責めてしまった。
心の狭さを顧みて恥ずかしくなった、

素直に何とかしようと頑張っている人たちを
「頑張れ」と応援している2人の姿に

とても心が温かくなった。

「お待たせしました。発車します」
「良かったね!」
2人は、笑顔で喜んでいた。
文句は一つも言っていなかった、

家には予定より大幅に遅れて到着した。
それでも、嫌な気持ちはなかった。

むしろ、2人の姿から大切なことを学んだ、
 

誰かを責めるよりも、先に応援ができる人。
そういう人に私はなりたい。

 



大阪府貝塚市在住 21歳男性

 

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新聞の朝刊に掲載されていた記事

 

21歳の大学生の男性が

電車遅延を通じて感じたこと、学んだことを

投稿されたものです。

 

最初はイライラだった感情が

穏やかな感情に変化していく様子が

手に取るようにわかります。

 

 

何やってんねん!

ふざけるな!

 

 

 

きっと、こう感じている方がほとんどだと思います。

 

 

「頑張れ、頑張れ」

「良かったね」

 

 

このハートフルな言葉を聞いて心が落ち着く。

 

 

人の体は、食べたものでつくられる

人の心は、聞いた言葉でつくられる

人の未来は、話した言葉でつくられる

 

 

自分がプラスの言葉を使うことで

それを聞いている人の心が温かくなる。

 

さらに、自分が発する言葉を

自分の耳が聞いているわけですから

自分の未来が明るくないわけがない!

ですね。