強みはないけど、苦手なものがないのも ”強み”なり | 言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

人の身体は、食べたもので作られる
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いい言葉を聞いて、心を豊かにし
いい言葉を話して、明るい未来を作りましょう

人間学を学ぶ月刊誌「致知」の中で

とても印象に残る対談が掲載されていました。

 

 

それが、2021年6月号の

レスリング選手の伊調馨さんと

スピードスケート選手の小平奈緒さんとの対談。

 

 

伊調選手と言えば

女子個人として人類史上初の

オリンピック4連覇を達成した方。

 

 

2年前の対談なので

小平選手は現役を引退したものの

伊調選手は現役を続行されています。

 

その対談の中で

伊調選手がこんなことをおっしゃっています。

 



私がトレーニングで意識していたのが
苦手なものを無くすこと。
というのも、自分を客観的に見た時に
あまり長所がなかったんですよ。

例えば、150キロのベンチプレスを
持ち上げられるわけでもないし
特別にスピードやスタミナがあったわけでもない。

私には他の選手たちよりも
ずば抜けて秀でたものが本当になかった。

ただ、短距離がすごく速い人は
長距離走が遅かったりするように
何か一つ飛び抜けた能力を持っている人は
必ず苦手なものを持ち合わせている気がして。

自分には飛び抜けたものがない分、
苦手なものも少ないんじゃないか。

平均的に全部できれば
強みになるかもしれないと考えたんです。

 

 

 

特技がないことは

必ずしもマイナスではないし、

 

苦手なものが少ないことは

強みにもなる。

 

 

この考え方、とっても共感できます。

 

 

自分自身を客観的に見つめた時

人よりも秀でているものはありません。

 

しかし、

強みがない分、苦手なものも少ないので

ビジネスマナーをはじめ、

接客、電話応対、チームワークづくりなど

トータルサポートができることに気づきました。

 

 

強みがあれば、

それに越したことはありません。

 

しかし、

強みはないけど苦手なものがないのも

”強み”と言えるのかもしれません。