最近、強く感じることのひとつに、
「わかる」と「できる」は違うということがあります。
わかっているから
知識はあるから
つい、できる気になってしまう。
例えば、
「人の話を聞く時にはどんな姿勢、
態度を取ったらいいですか?」
と質問をすれば、
・相手の目を見る
・うなづく
・相手の方向に体を向ける、
など 誰もが正解を言います。
では、「できているのか?」と言えば、
意外とできていない人が多いものです。
しかし、本人は正解を知っているため、
自分はできていると勝手に思い込んでいます。
私は、この症状を
「自分は満足症候群」
と名付けています。
また、
何か指摘されたら、
「はい、気をつけます」
と素直に謝罪する人は多いのですが、
残念なことに、一向に直らない人もいます。
例えば、電話でのやり取りで耳につくのが、
1、相手の名前を聞く時の
「お名前ちょうだいできますか?」
→そんなに相手の名前を欲しいの?
名前を知りたいなら
「教えていただけますか?」
2、あいづちが「うん、うん」
→相手は友達ですか?
あいづちは「はい」が基本
指摘された時は直っても、
時間が経つと元に戻ってしまう。
なぜか?
乱暴な言い方をすると、
・直す気がないから
・本気で直そうと思っていないから
・意識が中途半端だから
だからこそ、
言い続けなければいけないのですが
言うのもストレスがかかるし
パワーが必要です。
そもそも、
直す気がない人
本気で直そうと思っていない人に
何を言っても糠に釘
その場しのぎで終わってしまいます。
もったいないなぁ、と思いますが
相手の問題は、
相手しか解決方法は持っていません。
私ができることは
相手に言い続けること
自分はできているか再確認すること
自分自身が、
「自分は満足症候群」に
かかっていないかどうか気をつけなくちゃ。