祭りのツアーは、終わってからが勝負 | 言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

人の身体は、食べたもので作られる
人の心は、 聞いた言葉で作られる
人の未来は、話した言葉で作られる

いい言葉を聞いて、心を豊かにし
いい言葉を話して、明るい未来を作りましょう

東北夏祭りにしても

長岡花火大会にしても

開催するのは夜

 

 

ツアーバスが

駐車場に到着するのは真昼間

 

基本的に、

降りた場所と集合場所は同じですから

終わったら戻ってきてもらうだけなのですが

これが一波乱起きるのです。

 

 

なぜなら降りた時の景色と

全く異なってしまうから

 

自分がどこにいるのかわからなくなってしまうのです。

 

 

昼間は見える世界が

真っ暗になると別世界

 

 

しかも駐車場がたくさんあって

四方八方、駐車場に向かうツアー客を見ると

ますますパニックに!

 

お客様の心理として

不安だから動いてしまいます。

 

きっとこっちの方向に違いない

 

希望的観測もあって

とりあえず動いてしまうのです。

 

今は携帯があるから

事前に添乗員の連絡先を教えられますが

平成の初期は公衆電話しかない時代

 

私も何度もお客様を探しに

走り回りました。

 

 

人、人、人の波に逆らいながら

暗くて顔の判別もつかない中

「〇〇様!」

「〇〇様!」と叫んだっけ

 

もう、祭りの余韻に浸っている余裕はありません。

 

公衆の面前で

大声を出して探し回るのは

気持ちが良いものではありませんが

そんなことは言っていられません。

 

とにかく早く見つけなくちゃの一心で

声が枯れるくらい大きな声を出し続け

ようやく見つけた時は

お互いに抱き合うくらいの感動で

ホッとしたものです。

 

そしてバスに戻り

いざ、お客様が集まったら

すぐに出発できるのかと言えば

答えはNO

 

今度は駐車場を出るのに時間がかかります。

 

100台近いバスが一気に出発できるわけもなく

1台1台出発するのを待つしかないわけです。

 

 

駐車場を出発するのに1時間近くかかり

道路に出れば、一般車も多くいて

高速道路に乗るまでも渋滞

 

疲れ

暑さ

眠気

 

この3つが重なると

お客様の顔が次第に曇っていきますので

私にできることは、1秒でも早くホテルに到着すること。

 

しかし、

祭り会場に近いホテルに泊まれることは稀で

大体は1~2時間かかる場所が多かったです。

 

そうなると

ホテル到着が午前様になるのは当たり前で

午前2:00の到着もありました。

 

もうお客様はフラフラ状態で

花火の余韻に浸ることなく

到着後は一目散にお部屋へ直行。

 

一体、何時間働いたのだろう?

そんなことを考える暇もなく

着の身着のままの状態で

ベッドにダウン

 

 

それでも翌日になると

皆さん、元気ハツラツ

 

「昨日は楽しかったですね」

「迫力がありましたね」

「やはり生で見るのは違いますね」

 

そんな会話がされていました。

きっと今年も

こうした光景が繰り広げられているのでしょうね。

 

懐かしい思い出です。