一を十にも思い、
幸福のときは
当たり前のようにそれに馴れて、
十を一のように思います
- 瀬戸内寂聴 -
「魂を揺さぶる言葉たち」より
まさに心の中にある人間の欲そのもの。
例えば、
大切な人が病気の時は……
良くなってさえくれればいいと願い
普通の生活ができるのを
ありがたいと思います。
しかし、普通の生活がしばらく続くと
今度は、もっと◯◯してほしいと思ってしまいがち。
最初は、
良くなってさえくれれば
良くなれば良くなったで
もっともっと
そしてまた病気になると
ただ良くなってさえくれれば…
この繰り返しなのかもしれません。
今の環境に感謝することが大切ですね。