■やじろべえのゆめ
「どんなに楽になれるだろうか」
「どんな自由が待っているだろうか」
やじろべえは、
そんな思いを日に日に募らせるようになっていた。
そして、ある晴れた日、彼は決心したのだ。
鳥のように自由に飛び回ることを夢見て、
その両手に持った重しをついに放すことにした。
「うわぁ~、なんだこの軽さ」と、感激した瞬間
彼はパタンと倒れこんでしまった。
どんなに頑張っても、あがいても
もう立つことはできなかった。
そのとき彼はふと気づいたのだ。
「あの重しがあったからこそ、地面にきちんと足をつけていられたんだ」と
「何度も読みたい広告コピー」で紹介されている
大分むぎ焼酎 二階堂のコピーです。
なんだか深いですよね。
「あの重しがあったからこそ、地面にきちんと足をつけていられたんだ」
プレッシャーの中にいると、
大変で、お先真っ暗になって
この状況から逃げ出したい気持ちになりますが
生きていく上で案外と必要なのかもしれません。
大変とは
大きく変わると書きます。
そう、
大きく変わるチャンスなのかもしれません。