私がプロレスを撮るときに主に使っている望遠レンズは55mm-210mm F4.5-6.3です
カメラとセットでついてくるお安いレンズです
55mm-210mmというのは焦点距離ですが
F4.5-6.3とは何でしょう?
正解はレンズの明るさを示したものになります
F値(エフち)は焦点距離に対してどれくらい光が通るかを表していて
55mmの時は最大でF4.5、210mmのときは最大でF6.3の光が通るレンズですよと書いてるんです
レンズには撮像センサーとレンズの間に光の通る量を調整する絞り羽根がついていて
焦点距離に対して、この羽根がどれだけ開いていて光が通るかによってF値は決まります
焦点距離(mm)/絞り羽根の直径(mm)=F値となるわけです
焦点距離が50mmで羽根が25mm開いているとF値は2になる訳です
つまり焦点距離が長く、F値は小さい(明るく撮れる)レンズはどうやっても大きくなってしまいます
F値は1を基準に
1・1.4・2・2.8・4・5.6・8・11・16という順番で明るさが1段ずつ下がっていきます
なんだかわかりにくい数字ですが
これは羽根を絞って光が通る円の面積が半分ずつにしていっているだけで
開放時の羽の直径を2rとすると円の面積はπrの2乗
円の面積を半分にするには
πrの2乗÷2になります
この時の円の半径は開放時の半径rを√2で割ったものになります
√2(1.4142‥)一夜一夜に人見頃って習ったやつですね
一段絞った場合この√2倍分F値が上がっていくため
1・1.4・2・2.8・4・5.6・8・11・16
こういったわかりにくい数字になっている訳です
始めに書いたレンズのF値は210mmの時6.3でした
人の目はF1くらいの明るさで見えるそうです
つまり5段階以上光が通らないので目では綺麗に見える星空や花火なんかを写真にするのが難しいのはレンズの暗さによるところもありそうです
プロレス会場はリングにスポットが当たってるとはいえ暗いです
綺麗に撮るには明るい望遠レンズが欲しいのですが
そういったレンズはやっぱり高い
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