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前半戦ではSANADA選手の復帰戦やデスペラード選手対ミスティコ選手、そしてG1 CLIMAX出場選手発表など話題の多い内容が続きました。
ここからは後半戦。大阪城ホールらしくタイトルマッチが続く豪華なラインナップとなりました。
第5試合 NEVER無差別級選手権試合
第5試合はNEVER無差別級選手権。王者・成田蓮選手にウルフアロン選手が挑戦しました。
東京ドームでNEVER王座を獲得したウルフ選手でしたが、その後成田選手にベルトを奪われる展開となっていました。今回はそのベルトを取り返すための再挑戦です。
この時点で発表されたG1 CLIMAX出場メンバーの中にウルフ選手の名前はありませんでした。だからこそ、この試合はベルトだけでなく、自らの価値を示すための大切な一戦でもあったように思います。
試合はHOUSE OF TORTUREらしい展開もありましたが、それを乗り越えて最後はウルフ選手が王座奪還。柔道家として世界を制した実績だけではなく、プロレスラーとしても着実にキャリアを積み重ねていることを感じさせる試合でした。
第6試合 IWGPタッグ選手権試合
続いてはIWGPタッグ王座戦。この試合には王座だけでなくG1 CLIMAX出場権もかかることが発表されていました。
個人的には少し複雑な気持ちもありました。本来はタッグ王座を争う試合なのですが、どうしてもG1出場権という要素が大きくなり、ベルト戦としての意味合いが薄れてしまったようにも感じたからです。
試合は圧倒的な支持を集めるKnockOutBrothersに対し、グレート-O-カーン選手たちが立ちはだかる構図でした。
特に印象的だったのはO-カーン選手の戦い方です。これまでのO-カーン選手はタイトル戦では実力で観客を納得させる印象が強かったのですが、この日は違いました。
勝つためには手段を選ばない。そんな執念のようなものが見えた気がします。反則も絡みながらベルト奪取に成功したことで、会場からは大きなブーイングも飛んでいました。
もちろん、それだけ観客が試合に感情移入していたということでもあります。ユナイテッド・エンパイアの今後がどこへ向かうのか。そんなことも考えさせられるタイトルマッチでした。
第7試合 IWGP GLOBALヘビー級選手権試合 3WAYマッチ
第7試合はIWGP GLOBALヘビー級選手権の3WAYマッチ。王者アンドラーデ・エル・イドロ選手に、海野翔太選手、そしてドリラ・モロニー選手が挑戦しました。
会場の支持を最も集めていたのはドリラ・モロニー選手だったように感じます。今年2月の大阪大会で新日本プロレス残留を表明したこともあり、「新日本を選んでくれた」という気持ちをファンも強く持っていたのではないでしょうか。
しかし結果は海野翔太選手が悲願のシングル王座初戴冠。
試合後にはゲイブ・キッド選手が姿を現し、早くも次期挑戦者争いへ動き出す展開に。
第8試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合
第8試合はIWGPジュニアヘビー級選手権。BEST OF THE SUPER Jr.33を制したYOH選手が、王者DOUKI選手に挑戦しました。
会場の空気を感じていると、やはりYOH選手への期待が非常に大きかったように思います。
SUPER Jr.を大いに盛り上げたYOH選手が、ついに悲願のシングル王座を獲得する瞬間を見たい。そんな思いを持っていたファンも多かったのではないでしょうか。
介入などの困難も乗り越え、最後は見事にYOH選手が初戴冠。素直に嬉しくなった瞬間でした。
そして試合後には、次期挑戦者決定戦として4WAYマッチの「YOHゲーム」を提案。こういう発想が出てくるあたりが実にYOH選手らしいところです。
王者になったばかりですが、すでにこれから始まるYOH選手のチャンピオンロードが楽しみになりました。
第9試合 IWGPヘビー級選手権試合
そしてメインイベントはIWGPヘビー級選手権。王者カラム・ニューマン選手に、辻陽太選手が挑戦しました。
東京ドームでIWGPヘビー級王座を獲得した辻選手でしたが、その後ベルトを失い、この日は挑戦者として再び頂点を目指す立場でリングに立ちました。
テレビ中継も予定されていたこの試合。
さらに両者とも若い世代のトップランナーということもあり、「これが今の新日本プロレスだ」という姿を世の中へ示すための試合でもあったように感じます。
若さ、勢い、そして未来への可能性。両選手が持つ魅力が存分にぶつかり合うタイトルマッチだったと思います。
結果として辻選手が勝利し、再び王者に返り咲きました。
試合後の姿からは、単にベルトを取り戻したというだけでなく、「これからの新日本プロレスを引っ張っていく」という覚悟も感じられました。
数多くのタイトルマッチが行われた大阪城ホール大会でしたが、その最後を締めくくるにふさわしいエンディングだったと思います。
大会を振り返って
前半戦ではSANADA選手の復帰、デスペラード選手のミスティコ選手からの勝利、そしてG1 CLIMAX出場選手発表。
後半戦では各王座戦線の動きと、新たなチャンピオンたちの誕生。
まさに2026年後半の新日本プロレスを占うような大会だったように感じます。
そしていよいよ始まるG1 CLIMAX。
この日発表された出場選手たちがどのような夏を見せてくれるのか。期待を大きく膨らませながら会場を後にした大阪城ホール大会でした。
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