あけましておめでとうございます

福ぶっく堂は1月も木・土の週2日のみ開店です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

昨年のクリスマスに渡辺京二さんが天に召されました。

熊本市在住の思想史家・歴史家・評論家で、幕末から明治に日本を訪れた外国人の滞在記などを研究してまとめた『逝きし世の面影』が知られています。

 

石牟礼道子さんと共に、熊本の文学はもちろん、日本の思想史を牽引してこられたと言っても過言ではないでしょう。

一貫して在野の研究者として生き抜かれたことに、学問に対する強い覚悟と高い志が見て取れます。

今ごろ、あちらで石牟礼道子さんとどんなお話をされているのでしょうか?

 

これからはもう新しい著作を読めないのは残念ですが、今まで書かれたものを少しずつ、じっくり読んでいきたいと思います。

『原発とジャングル』晶文社 2018

『気になる人』晶文社 2015

『逝きし世の面影』平凡社ライブラリー 2005

『近代の呪い』平凡社新書 2013

『魂の邂逅 石牟礼道子と渡辺京二』 米本浩二