🎍あけましておめでとうございます🎍

本年も福ぶっく堂をよろしくお願いいたします。

 

昨年末、念願の金沢へ行ってきました。

この金沢旅行の第一目的地は「金沢21世紀美術館」

金沢に着いて行き方をHPで調べようとしたところ、昨日から2月まで改装のため休館していることが判明!早速打ち砕かれてしまいました。

 

気を取り直して、第二目的地の「鈴木大拙館」へ行くことに。

ここは期待通り開館中で、余計な説明のない静謐な空間が迎えてくれました。

車中で読もうと持って行った『日本的霊性』に加え、ここで『禅のつれづれ』を購入したのですが、いまだ俗世に生きたまま新年を迎えております。

 

金沢の三文豪といえば、泉鏡花、徳田秋聲、室生犀星。

「金沢文芸館」というからには、当然この三文豪の展示があると思いきや、2階フロア全部がなぜか五木寛之文庫!

「五木寛之って福岡出身では⁇ なぜ金沢⁇」

という質問に、ボランティアの方が詳しく説明してくださいました。

五木寛之の配偶者が金沢出身で、若いころ5年くらい金沢に暮らしていたそうです。

彼の著作から愛用品や原作映画のポスターの展示はもちろん、書棚やカーテンまで彼のプロデュースで覆いつくされているという徹底ぶり。

五木寛之からみた金沢が気になって、ここで 『五木寛之の金沢さんぽ』 をゲットして金沢本の仲間に加えました。

 

金沢文芸館では、五木寛之のフェイントをくらってしまいましたが、ここなら大丈夫!と向かったのは「泉鏡花記念館」

泉鏡花の生家に建てられただけあって、建物自体しっとりしたいい感じ。

正直、鏡花作品には馴染みがないのですが、鏡花の怪奇幻妖な世界はとても魅惑的でした。

 

旅行先での古本屋巡りも欠かせません。

金沢では有名な「オヨヨ書林」新竪町店とせせらぎ通り店の両方を覗きましたが、

どちらも地域にどっしりと根付いて、地元の人々に愛されている感じが伝わってきました。

最後の日には東茶屋町近くの「あうん堂本舗」でたくさんいい本に出合えて大満足。

ここでは帽子を忘れて、取りに戻るという失態をやらかしてしまいましたが・・・

 

また、金沢21世紀美術館リベンジの旅に出かける目的を得た今回の旅でした。