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●○ 駄文2.0 ○●

大阪 → ホノルル → ロンドン → ボストン。日々の由無しごとや思いついた事だとかを。

注: あ、後半から若干感情論です。飽きたら読むのをやめましょう。

昨日見かけたこんな新聞記事。
Foreign spouses must learn English before they come to UK
http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/law-and-order/7810952/Foreign-spouses-must-learn-English-before-they-come-to-UK.html

英国移民労働者の「配偶者」として英国へやってくる (そして滞在する) 人に、5-7歳児程度の英語能力を要求する、とのこと。英国にいる人と偽装結婚して英国へ移住してきちゃう人を減らすのが目的らしい。

とかくこんな風に、大英帝国は移民対策に必死。
まー確かに、一夫多妻制だから、とかいって、男性1人が配偶者10人とか連れてきたら、移民増えるしなあ。この国じゃ病院が税金でまかなわれていて無料だったりするし、この10人の嫁達が病院で治療を受ける度に財政赤字が大きくなっていったりするのかしら。よく知らないのだけど。

で、どうやらこれで困っちゃうのが、日本人で言えば駐在旦那の赴任に付き合わされる奥様方。通称、駐妻 (ちゅうざい)。呼び名は旦那と同じ。

たぶん、夫が英国人とかであれば5-7歳児レベルの英語に困ることはないんだろうけど、実際、英語を一切使わずに生活している人がこの国には大勢いるし、「なんで旦那の赴任のせいで私まで英語やらなあかんねん」みたいな感じかしら (データなし)。

ましてや、「英国へ着いてから勉強します」ではNG、到着前に最低限を身に付けておきなさいという法令のようなので、そりゃたしかに、困るか。引越しとかもしなきゃならない時期に英会話教室行くのなんかイヤだろうし。


でもまあ・・・、率直に思うこととしては、
もしこれでほんとに困ったとか、英語イヤやとか言ってる人が多いとすれば、
英語に苦手意識持ってる人が多すぎる。

みんな学校で教えてもらって英語知ってるくせに。
言えば伝わるのに。

発音が悪いせいで話しかけた相手に
「はぁ?」

って言われたら、もう一回堂々と繰り返すねん。
できれば一回目より大きい声で。

それでも伝わらなければ紙に書くねん。
プリントしたものを見せるねん。

これくらいカッコ悪いとかどうとか言ってて
普段おまえどんだけカッコイイねん。


「おせわになりますって英語でなんていうかわかれへん」
って、まったくディスコミュニケーションになってる人よりも (相手を困らせてる)、

「とりあえず、自分の名前は伝えられた!」
「それで、ハローマイフレンドって言ったら笑顔で握手してくれた!」
って全力でガッツポーズとる人の方がかっこいいに決まってる。
(それを永遠にやってたらアホやけど)。

日本人のようなきちんとした教育を受けられる人にとって、
「5-7歳児程度の英語」で求められてることは英語の知識なんかじゃなく、
「コミュニケーション取る意思」じゃないかと思ってしまったりする。

余談だけれど、ぼくが言語を学ぶときに絶対に必要だと思うものは、
「○○歳で立派な会社に勤めるの落ち着いた男性」とかいう勝手な自分像を一回捨てて、
「自分は目の前のモノの呼び名すら知らない子どもである」という心理的な前提をしっかり持つこと。

満タンのコップに水を入れたければ、一回中身を捨てましょう、と。
なんにでも通じる考え方やと思うねんけどなぁ。

捨てられへんものが増えすぎたのが、
思考停止したおっさん状態なんやろうなと思ったり。
ロンドンに戻ってきた。

ちんたら走るチューブに乗ってると、
いろんな顔をした人がいて、
いろんな言葉が周りから聞こえてきて、
それで、なぜかとてもホッとする。

嫌いなところもたくさんあるこの街に
どうしようもなく好きなところがひとつあるとしたら、
自分を、周りの誰とも比べようがないことだ。

言葉も違えば、人種も、体格も、考え方もばらばらで、
誰がどんな自分史を持ってるかなんて想像もつかない。

むしろ考えるだけ時間のムダ。
大事なのは自分が誰で、何をするか。
あとは、誰と一緒にいるか。

それは日本にいても変わらないはずなのだけど、
やっぱり自分の気持ちの動きは同じじゃなくて、
人間はソーシャルな生き物だもの、とか
てきとーなこと言ってお茶を濁す。

ロンドンのみなさま、機会見つけて飲みましょう。
現在地、クアラルンプールの安宿。ドミトリーで40RM (1200円)。
あと4時間もすればベッドから起き出して空港へ。

全然知らない街を歩くのは楽しい。
そしてマレーシア人が親切。

空港からタクシーで45分ほど離れたブルーモスクと呼ばれる場所にたどり着いたら、
「Closed (Non-muslim foreigners)」のサイン。

しょんぼりしていると受付のおじいちゃんが「どこから来たんだ?」。
日本だと言うと、トランシーバーで誰かに連絡して「入っていいよ」。

え?いいの?

とても大きなモスクの中を礼拝場へ案内してくれる。
大きな宗教建築を見るといつも圧倒されるのは、
そこに込められたであろう人々の想いによるものだと思う。

んなこと考えながら「カメラ撮影禁止」のサインを見ていると、
おじいちゃん「写真、撮ってもいいよ」。

え?いいの?神聖な場所なのに?

礼拝場内にたどり着くと、青い服を着た人がいろいろ説明してくれる。
入り口から数メートルのところで立ち止まり、
「この線より後ろだったら、写真撮っていいよ」

え?え?うそでしょ?むしろ内部には入れないと思ってたのに。

このおじさん、名前はZefri。福岡に3ヶ月働いてたそう。
日本人は好きだとかで、とても親切に説明してくれた。

さすがにそれより内側はムスリム専用だから入っちゃダメって言われたんだけど。
見ず知らずの人に親切にされると、自分もいいことしようって思えてくる。

で、最後に吹っかけられたらどーしよーかと思ってたんだけど、
そんなこともなく。いや、疑ってごめん。

ここまで乗せてきてくれたタクシーの運転手ヘルマンも、
「全部込みで50RMくれるなら30分後に迎えに来るよ」って言ってた言葉通りに現れて、
快適なタクシーで宿へ送ってくれた。
モスク前に他の交通手段がまるでなかったから、とても助かった。

そんなロンドン戻る前の半日観光。
いい感じにリフレッシュ。