【Biz】TQMのこと | ●○ 駄文2.0 ○●

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先日提出したビジネスのエッセイのテーマは、トータル・クオリティ・マネジメント(TQM)と競争、生産性、コストとの関係について述べよ、だった。

調べてみて、書いてみて分かったことは、まずTQMという概念自体がとっても広い分野をカバーしていて、捉えどころが無いモノだってこと。何人もの学者たちが、「TQMとは、いろいろな考え方やツールを包括する傘のようなものである」とか言ってる。これについて説明してみると。

E. Deming、J. JuranとK, Ishikawaの3人くらいがとても有名でTQMのGuruだって言われてた。特に日本ではDemingが有名で、戦後の1950年代に日本の経営者対象に講義を行って、当時安くて低品質のコピー商品という評価を受けていた日本の製造業が、今後生き残るには品質を高めることが絶対条件だと述べたのが、その後80年代までの日本の成長につながったようなことが書かれてある。

Demingのポイントは、品質は精密な検査によって高められるのではなく、製造のプロセス1つ1つにおいて、生産システムとしてのレベルを高めることによって高められるのだ。だから全レベルの従業員が統計的手法を使って、各々を管理、改善していかなきゃいけないと言ったこと。トヨタの改善だとかQCだとか、いかにも日本的な活動がこの例えだとされる。

ただし、Demingが唱えたのは、品質管理の手法ではなく、仕事に関わる全員が責任を負って、主体的に業務に携わることにより、継続的に仕事のプロセス(の品質)とそこから出てくる結果(品質)を高めていかなければならない、という、組織経営全体に関わる哲学である、とされる。平たく言えば、生産活動以外にも、TQMは当てはまるとか。

実際、部門間の情報伝達を改善することで、製品開発に掛かる時間が半減しただとか、製品の在庫と保管の費用が減っただとか、伝票が減っただとか、いろんな話があるんだけど、なんかもうシステムがどうこうの話とごっちゃになってきて、結局どこからどこまでがTQMの扱う範囲なのかわかんなくなってしまう。

で、この概念を理解するためには、TQMにはPrinciple(原則)とTools&Techniques(道具や技術)があることを押さえておくといいみたい。つまり、長期的なゴールとしての顧客思考・品質向上・従業員参加だとかの目指すところ、守んなきゃならないところ、という原則があって、ここに統計的管理(SPC)、システムの導入、Cross Functional Team(CFT)、研修プログラムとかっていうツールが使われる、と。

ひとまずまとめとして、これらのイロイロな手法を組織全体として取り入れつつ、継続的に業務プロセスやサービス、製品の品質を向上することで、CSを達成しましょう、というのがTQMであるみたいだと思う。

で、ここまで書いた頃に、競争やうんぬんっていう問題文に答えてないことに気付いたんだけどさ。まぁいいや。