僕が好んでいくライブは、有名バンドだったとしても、演奏が始まってみないとわからない。バンドも客も、その日がどうなるのかわからない。最高の時はステージとフロア渾然一体となってぶち上がる。しかし、最高の演奏と裏腹の時もある。僕は、予定調和じゃない奇跡の瞬間を求めライブに行く。あのドキドキ感、スリリング感。ハマった時のあの感激、血が回る感じ。
チャックベリーがツアーに出る時、ギブソンだけ持って行ってたらしい。バックバンドは雇わず、プロモーターが現地調達。事前にセットリストも出さないしリハもなし。予定調和なしで一発勝負していたらしい。全員極度にピリピリしてさぞかしスリリングだったに違いない。演奏中に怒りだしてその場でバックバンドの人をクビにしたりとかもあったとか。元来、R&Rというものはそういうものなんだろう。
今夜はR&R飲ミーティングなのだ。