何の呪文かと思われるだろうが、れっきとした日本語だ。
「美味いから、また食べたいなあ」という意味。
故郷の東北弁でいうと、こんな風になる。
新型ウイルス感染前は気軽に買いに行けたのに、ちょっと躊躇するこの頃。
「また食べたい」と思う、東北の美味いものは色々ある。
その一つが、岩手沿岸の、伝統の郷土菓子。
山田せんべい。
釜石と宮古の間にある山田町の名物。
素朴で絶妙の味付け。
ほんのり甘く塩味もあり、胡麻の芳ばしさが実にいい。
東日本大震災から、支援を受けて復活した。
もとは藩政時代からの保存食だそう。
米粉と胡麻を混ぜて蒸し、薄く伸ばして半乾燥したもの。
焼いた物もあり、我が家で食べたのは焼きせんべい。
軽快な音をたてて噛み、食感も良いのだ。
んめがらまだくいでなぁ。