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寂しげサラリーマン、時々超高圧ベーシスト in Pyeongtaek

日々の反省と感傷日記。いまは韓国駐在日記をつづっています

今年も早いものであと11か月余りとなりました。

 

日本では年末年始が9連休になるような企業もあったようですが、韓国では1月1日が休みになるだけで、ほとんどふつうの月末月初と同じでした。

 

韓国に来て5年半、6回目の年末年始なわけですが、日本の正月がどんなだったかもう感覚に無いですね。親がいなくならないうちに、雑煮の作り方ぐらい習っておくべきと思います。

 

 

さて9連休には負けるとはいえ、12月29日と30日は2連休などという長期休暇だったので、金にものを言わせて一瞬日本に帰国して、B級グルメを補充したり日本酒を仕入れたりしました。

 

めし食って買い物して終わり、というだけでも帝愛の1日外出券みたいで、おう俺は今リアルハンチョウじゃのうと、はなはだしく楽しくてそれで十分なんですが、年末の東京では聞くところによると東京ビッグサイトというところでコミックマーケットという催し物があるとのことで、今回は余興で寄ってみました。

 

 

韓国を朝一の飛行機で出て、10時前に羽田空港に着いて、その足で東京ビッグサイトに行きました。最寄駅に着いたのが10時半ぐらいだったでしょうか。

 

会場は10時には開いてるはずなのですが、これがまた、駅の改札からしてもう、ものすごい人の数で。

 

開場して間もない時間帯はまだ人が全然会場に入りきっていなくて、駅から人の波に沿って、ボランティアの人の指示にしたがって延々ゆっくりと行軍すること40分、11時過ぎにようやく会場に入れました。かなり疲れました。

 

満員電車を少し緩和したぐらいのレベル感でしたかね。写真を撮ったら必ず人の顔が入るので撮影は控えました。コミックマーケットは素人がしゃれで行くところではないですね。

 

余興とはいえ一応は、広いビッグサイトの中でもどのブースに行こうか、というのを調べて決めていたのですが、下調べはほとんど無駄でしたね。

 

会場に着いたらもう、人気があるブースは物品を完売して帰り支度をしていました。開場してたった1時間で完売って何それという感じですけども。

 

要は、開場の10時にあわせて行くような奴は、素人か、または逆に楽しみ方をよくわかってる人か、どっちかということのようです。絶対に買いたいものがある奴は、始発でやってきて開場まで5時間待ち続けるというのが流儀だそうです。

 

ちょっと歯が立たんよこんな世界は。

 

出店してる人達に対してはもっとたくさん刷っておいてくれよと思うのですが、在庫ができても困るんでしょうしね。

 

 

さて、そういう大人気のブースはさておき、大多数のブースは「そこそこ」人気がある程度なので、欲しいと思っていたものを買うこともできました。

 

↓この卓上カレンダー

 

 

 

コミックポラリスというサイトで「水曜日のトリップランチ」という話が不定期連載されていて、線がかわいらしくて好きなのですが、

https://comic-polaris.jp/triplunch/

 

その作家がブースを出していたので、寄って買ってきました。700円。

韓国における深刻なB級グルメ不足を助けてくれるものと思います。

 

今後の人生であるかどうか知らんけど、もし次にコミックマーケットに行くときは始発で行こうと思います。ちょっと半端じゃなかった

 

今年もクリスマスが近くなって、倉庫からクリスマスツリーセットを引っ張り出して、会社玄関に飾っております。

 

ちなみに韓国ではクリスマスが休みで、一方で日本は天皇誕生日が休みで、お互い微妙に休みの日がずれます。

 

 

↑これ、もともとはサンタクロースがいて、でっかいトナカイもいて、もっとにぎやかなセットだったんだけども、

 

段ボール箱から人形を出して並べてみたら、トナカイは足が立たないしサンタクロースは擦り切れてみずぼらしくなってるし、けっきょく写真のように小さいトナカイと雪だるま1個だけを並べるにとどまりました。

 

そのほかにも、雪の結晶とか玉とかの装飾が劣化してたので、総務の担当者がその上長に対して

 

「新しく買ってもいいですか?」

「ルドルフも買っていいですか?」

 

というお伺いを立てに来たそうです。

 

・・・ルドルフって何?

 

日本人でも知ってる人は知ってるようですが、サンタが連れてるトナカイのうち、先頭にいる奴の名前が「ルドルフ」だそうですね。

 

わたしそんなこと知らなくて、へえー、トナカイに名前があったの!!ととても驚きました。

 

日本語で言うところの「赤鼻のトナカイ」の歌詞にはルドルフなんて名前は出てこないでしょ。

真っ赤なお鼻のー、トナカイさんはー、いつもみんなのー、笑い者ー、、、

ですよねえ。

 

もとの英語の歌を調べたら、

Rudolph, the red-nosed reindeer had a very shiny nose.
And if you ever saw him,you would even say it glows.

All of the other reindeer used to laugh and call him names.

 

冒頭でいきなり名前が出てくるんですね。へえー。

 

さらにこの歌は韓国でもよく知られた歌だそうです。スタッフが軽く歌ってくれました。まったく同じメロディでした。

루돌프 사슴코는 매우 반짝이는코.

만일 내가 봤다면 불붙는다 했겠지.

다른 모든 사슴들 놀려대며 웃었네.

 

↓直訳

ルドルフの鹿鼻はとってもぴかぴかしている鼻、

もしわたしが見たら、火がつく(ような鼻だ)と言ったろう。

他の鹿たちはみんなでからかって笑った。

 

韓国語でも冒頭から「ルドルフ」と名前を出していて、英語をある程度忠実に訳しているように見えますね。「赤い」と言わずに「火がつく」という表現にはなっているみたいですけども。

 

一方、日本語は意訳している感じになってますね。というか、if you ever ~の行を省略していると言った方が合っていますかね。

 

歌詞の文字数(音節数?)が違うもんだから、それぞれの冒頭の歌詞に音を付けて歌った場合、「赤い鼻のトナカイがいて、みんなから笑われている」という意味のところまでで、

 

日本語→ 8小節を要します。

韓国語→ 12小節を要します。

英語→ たぶん12小節。楽譜見てないけど文字数からしてたぶん12。

 

こんな感じで当然ずれる。

 

日本語バージョンは、冒頭では「音符」と「歌詞の意味」との対応関係が英語・韓国語と違ってちょっとずれているようです。日本語バージョンは、要は4小節短く歌ってしまう。逆にこのあとに続く歌詞のところでは、長い小節を充てていくのでしょうね。

 

作詞家なのか翻訳家なのか知らんけど、訳すときに苦労してこうなったのか、それとも遊び心を出したからこうなったのか?面白いものですね

おすすめの将棋マンガとかいって紹介した「或るアホウの一生」なんですけどもね、、、

 

打ちきりなんですってさ

次の巻も出ないかもしれないんですって

 

↓ご本人のツイッターからごく一部を抜粋してみた

 

ここだけ雑に要約すると、

 

①少し前に打ち切り食らっていた

②けど、切りのいいとこまで進めて終わることにした

③そうしたら、300ページぐらいになった

④ただでさえ打ち切りで、売れそうにない300ページの単行本なんて出してもらえるかねえ?

 

そんな感じ。

3巻までは紙の単行本が出ていて、わたしも一時帰国した時に揃えてたんだけども。

4巻は紙の単行本が出ずに、電子書籍だけで発行されるかもしれないだと。

 

いやー、、ねえ。

世の中、そういう例があるのは知ってますけど。

 

「不機嫌な暗号探偵」っていうマンガが平和でかわいらしくて丁寧でけっこう気に入ってたんだけども、どうも世間的には売れてなかったみたいで、2巻までは紙で出ていて、最終巻は電子だけで発行されました。。。

 

あなたねえ、好きな漫画の、最終巻だけが、本棚に並ばないなんて、そんな状態が耐えられますかい??

 

アンパンチがむなしく空を切る。

 

だいたいなんで打ちきりなんですか。将棋マンガの中ではすごくいいはずなんだけど。

つづきが読めるんだったら30冊ぐらい買ってもいいんだけど、もう遅きに失したな、、、あーあ

 

むかし、伊集院光がラジオ番組のなかで歌をつくっていて、「ここがヘンだよ日本人」(という昔のテレビ番組)の文字を替えて「ここが変だよ俺以外」という歌詞を採用していたなあ。

 

伊集院「それはお前がヘンなんじゃねえの?ってね」

 

そんな気分ですわ。

 

↓もっとずっと続いてほしかったのに諸事情で妙な形で終わっている作品たち、すぐに思い出す限りで

 

・ハイスクール奇面組

・瑪羅門の家族

・無頼伝 涯

・最果てにサーカス

・南Q阿伝

・4D

・夕空のクライフイズム

・不機嫌な暗号探偵

・かなたかける

・或るアホウの一生

 

あーあ。

あんまり詳しいほうではないんですが、大昔、高校生のころに入院した時の暇つぶしがきっかけで、プロの将棋をよく見ています。

 

詳しくないので自分から話題にすることはまず無いけども。

 

んー、、

 

菅井王位が3勝4敗で王位陥落ですね。

フルセットの激戦の末にタイトル奪取されてしまいましたか、、、

ものすごく残念です。めったなことで将棋を話題にする気はないんですが、これは悔しい。

 

 

岡山市御津町などという半端じゃないド田舎からプロ棋士になられた方で、わたしは出身地の岡山つながりでけっこう応援してる棋士の1人なんですけどもね、、、

 

振り飛車を極めるなり、もっと多様な居飛車を取り入れるなりで、いずれまた近い将来にタイトル戦に出ていらっしゃるのを楽しみにしたいと思います。すぐ1年2年のうちに何回か実現するんじゃなかろうか。

 

とりあえず今回は相手(豊島棋聖)が悪かった。もともと強い方だけど、近年ものすごく強くない??今日なんか自陣の穴熊から桂を跳ねて攻めて来るとか、半端じゃない。

 

豊島2冠かー、、

わたしが半島なんかに駐在5年もしてる間にこんなとこにも未来が来てますなあ

 

ところでわたしのお勧めする将棋マンガは、お勧め順に

 

①或るアホウの一生(3巻まで出ていて連載中)

②リボーンの棋士(最近連載開始したところ、もうじき1巻が出る)

③将棋めし(3巻まで出ていて連載中)

④聖(かなり前に完結)

 

こんなとこですね。電子書籍ででもご覧になるといいと思いますね。他にもあるけどキリがないですね。月下の棋士なんかは中盤までいいと思うんですけどね

 

 

 

 

 

すごくゆっくりしたスピードではあるものの、韓国の田舎での食いもの屋は近代化が進む一方です。

 

知らないうちにきれいなラーメン屋が出来ていたので驚いて、行ってきました。

 

なんだか韓国の個人店っぽくないと感じて調べてみたら、とある芸能人グループのうちの一人がプロデュースして商売してるチェーン店のようでした。わたし全く知りませんでしたが、韓流ファンに向けて日本でも六本木とかに出店されてるそうな。大阪店については流行らなくて閉店したそうな。さすがは大阪。頼もしい。

 

↓店の名前とキャラクターがこれ

 

アオリの神隠し

 

 

 

なんちゅーかねえー。

誰かに怒られるとか笑われるとか思わんかったのか。むしろ狙ってんのか。ハイレベルな狙いだな。

 

ラーメンまずくないんだからさあ、そっちで尖った勝負せんかい。

 

韓国の芸能人ともなると非常に純粋で前向きで、好きなキャラを表現したくてたまらなかったということかな。

それならもうしょうがないね。ほんとね。

 

韓国国内で、いろんな意味でこの店が手本になって、食い物業界がハイレベルになっていってほしいと思います。

 

先に言っておくと、値段の付け方や店のつくりは商売上手・真似上手だと思ったし、味もまずいとも思わなかった。とても旨くはないけど。でもまともな生ビールを出してくれたし。とにかく値段の付け方がキッパリしてて、高い印象。

 

・弱とんこつ+唐辛子+強にんにく味のラーメン 1,000

・日本から卵を運んで作っているというたまごかけご飯 350

・アサヒ生ビール中 900

 

 

 

日本で出しても値段が高い部類に入るで。別にまずくないんだけども、類似品の1.5倍~2倍の値段になってます。

いま絶不調の韓国でこれが流行るかな、、、見届けてみたいところです。資本はあるところに集まり続けるのですかね。

 

生ビールが飲めるのはほんとにありがたい。おれは気持ちよく払える。韓国の田舎にはほんとに生ビールが少ないですので。

 

しかしやっぱりまた感じたんだけども、「韓国におけるかっこいい店」でいちいち気に入らないのは、魂が入ってこないことですね。

 

運営というかサービスというか、盛り付けやら何やらあちこちで雑。しかしそもそも韓国の田舎で貴賓サービスを期待してはいけない。お互い情を持って接しましょう。そういうものですかね。

 

韓国らしく雑なら雑でそのほうが自然で力強くて魅力的なんだけども。見た目をかっこよくするもんだからバランス異常でかっこわるいことこの上ない。

 

耳が痛い話です。折に触れて気を付けたいものです。

 

泥酔して本人が雑になったらまた行きます。