きのうの感想 | 寂しげサラリーマン、時々超高圧ベーシスト in Pyeongtaek

寂しげサラリーマン、時々超高圧ベーシスト in Pyeongtaek

日々の反省と感傷日記。いまは韓国駐在日記をつづっています

昨日の演奏会本番、胃のあたりで実感したことふたつ。

①宙を踊る弓と突き抜ける快感

ひとつの音符をブンッと弾くとき、

弦に弓が接する姿の極端なイメージとして、私の中では「内接円」か「外接円」の二種類があります。

わかってもらえますかね?
内接円、ってのは、弾いたあとに右ひじが右後方に収まる感じ。
外接円、ってのは、弾いたあとに右ひじが右前方に浮く感じ。

伊福部あきらさんの小品をアンコールでとりあげたのですが、これがまた縦縦縦。

ブンブンザンザンとオールダウンの嵐。

今回もわたしは首席奏者のとなりで弾かせていただいたのですが、
ブンッて全弓で弾くとき、運弓速度とフィニッシュ時の弓の位置がプルート2人でほぼ完璧に揃うことが何度もあって、

もう、即興ジャズダンスセッションってこんな感じ?みたいな爽快感。時間芸術は、この類の突き抜ける快感があるからやめられんな


②これから先の人生も、ずーっと、演奏会後のうまい酒のみたい!

ちょっと前まで、楽器やめようかなあ、どうしようかなあと強烈に思い悩んでいたのですが、
昨日でもうそんな迷いは微塵もなくなりました。

環境が許す限り、三十路直前のサラリーマンがどこまでできるのか、人生を試してみたい。

忙しい社会人でも楽器に取り組んでおられる、あこがれの先輩がた、後輩たちに近づきたい。

実際は、当人たちは何も深く考えていないのかもしれんがね。。。

でも僕には本当に何より誰よりもかっこよく見えていて、僕もそうなりたい。お力添えができるもんなら、

わずかに残している技術とみじめさに耐えうるハートを差し出したい


という訳で次の演奏会も出るでえー。次はマーラー3番です。いやその前にドヴォルザーク7番です。
練習経過はそのうちご報告します。