の続き、最終章です
デリー空港19:40発仁川行
大韓航空ビジネスクラス
機体はボーイング777-200
2:3:2の4列で計28席
ありがたいことに隣はいませんでした
不貞腐れてお尻を向けている幸子さん
足でツンツンして体温と呼吸を確認
人生初めてのビジネスクラス
幸子さんの無事日本着を祈り
断酒願掛け(飲み物は水のみ)を断行
断食はできなかったごめん幸子さん
陶器の食器(WEDGWOODだった)でサーブされ
アパタイザー2つ、メインはビビンバを選びました
めちゃくちゃ美味しかった~ごめん幸子さん
映画も観ず酒も飲まず
神妙な顔して座ってる私に同情してくれたのか
夜のフライトだったから明かりが消えて
寝ててくれればそれで良いというスタンスだったのか
デリー・仁川間のキャビンアテンダントの方々は
膝の上にケージを置いていても
注意されることなく
放っておいてくれました
ケージの横を少し開けて手を突っ込んで
ウトウトしながらずーっとナデナデ
7時間のフライト後
無事に仁川空港到着
仁川空港にある
絶品アールグレイアイスクリームを目指す
仁川空港はペットフリーで、
こんな感じで移動しててもノープロブレム
この日はアイスはなく、シェイクのみとのことで
アールグレイシェイクを片手に
幸子さんとしばしお散歩タイム
3時間の乗り継ぎ時間があったけど
ずーっとケージの外に出していられて
幸子さん共々かなりリフレッシュ出来ました
仁川空港ありがとうございました
さて、成田まで3時間
仁川空港19:40発の成田行
大韓航空ビジネスクラス
機体はA330-300
2:2:2の5列で計24席
こちらもありがたいことに隣はいませんでした
というか大韓航空って
ペット様用の御席があるのね
まさに、私が指定されたのも
2区間ともビジネスクラスの
一番後列の窓側席だった
大韓航空さまさまです
仁川・成田間のフライトは
美人キャビンアテンダントさんが厳しくて
搭乗時にケージを膝の上に乗せていたら
「宣誓書にサイン頂きましたよね、
機内持ち込みのケージは座席下のみ認められています
座席下に置いてください」
と丁寧だけど厳しい口調で諭される
それがルールだもんね
重量オーバーにも関わらず
機内に乗せてくれた
目に届く範囲で一緒に移動できることに
感謝しなきゃだもんね
ということで3時間は
幸子さんはずっと座席下
断酒願掛けは続けたけど
プルコギランチは頂いてしまった
ごめん幸子さん
スープの上で恨めしそうに
私を見つめる幸子さん
シートベルト着用サインが消えている間は
出来るだけナデナデしてあげて
(この機体は足元スペースが広すぎて
シートベルト外さないと幸子さんに触れなかった)
3時間のフライト後
無事に成田空港到着
大韓空港さまさま、ほんとうに
ありがとうございました
成田空港到着後
入国審査前に
動物検疫所成田支所の方にお出迎えされる
今すぐか、スーツケースを受け取ってからの
検疫手続きにするか尋ねられ
早くケージから出してあげたかったので
すぐの手続きをお願いする
FormAC原本の提出
別室での幸子さんのマイクロチップの読み取り
輸入証明の発行
手続き自体は20分もかからなかったと思う
輸入証明ももらったし
「ケージから出しても良いですか」
と職員さんに聞いたところ
「脱走して滑走路などに入り込むと殺処分となるため
空港内ではケージに入れたままでお願いします」
と言われた
必死の思いで海外から
日本に連れて帰ってきて
日本着いた途端脱走させる
ヌケサクな飼い主なんています
まぁ、いるんかもしれないね、、、
マイクロチップ読み取りで
ケージから一旦出してしまったから
再度ケージに入るのを
断固拒否する幸子さん
一応ケージには入れて
隙間から顔だけ出させて
スーツケースを取りに行った
そしたら職員さん方々、寄ってたかって
血相変えて追っかけてきて
「顔をケージに閉まってください」
税関ゲートはケージに閉まって通過
スーツケースを空港から送りたかったから
空港出口手前の荷物発送カウンターに行く
幸子さんをケージから出して
発送カウンターのスタッフさんにも
ナデナデしてもらいながら発送手続きしていると
再度空港職員さんが
血相変えて追っかけてきて
「ケージに閉まってください」
規則だからね
守らないといけないからね
でもさ
幸子さんがケージから出てたら
誰か死ぬの
テロでも起こるの
デリー空港、仁川空港と
のびのびと移動してきて
同じ空港でもこうも違うのか
空港から出て
ようやく文句言われずに
顔を出せた幸子さん
成田空港から東京駅までの
移動はバスを選択
東京リムジンバスは
ペットは無料で持ち込めるけど
乗車前にほかの乗客のみなさんに
「犬アレルギーの人がいないかどうか」を
確認しなきゃいけないらしく
乗車は一番最後になった
運転手さんには
「前はこんなことなかったんですけど
厳しい世の中になってしまいまして
後ろの方で、隣に誰もいなかったら
2席使っていただいて問題ないです」
って言葉をかけていただいて
お言葉に甘えて2席使わせていただいた
1時間ちょいで到着
きっと幸子さんにとっては
最初で最後の東京駅
みどりの窓口で
自分と幸子さんの切符を買い
新幹線はペット料金290円
・長さ70cm以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が120cm以内のケースにいれたもの
・ケースと動物を合わせた重さが10kg以内
っていう規定も一応あったけど
ケージも重量も計測されませんでした。
みどりの窓口の出口付近では
ケージから出してても何も言われなかったのに
違う出口から新幹線乗り場に向かったら
そしたら職員さん、
血相変えて追っかけてきて
「どういうことですか」みたいなこと聞かれ
手荷物料金の支払いレシート見せたけど
「そうじゃなくて、
駅構内をケージから出して歩かせるのは
固く禁止してるんですけど
即ここで閉まってください」
ってめちゃくちゃ怒られて、、、
まぁ、規則ですからね、、、
規則破りを寛大なハートで見逃してくれた
デリー・仁川間の美人キャビンアテンダントさんの
爪の垢を煎じて飲ませてやりたい
東京駅からの新幹線は
指定席を買ったけど
車両と車両の間の通路で
この体制で過ごしました
もう2度と、日本で幸子さんを
公共交通機関に乗せないと
誓いました。
インドの部屋をインド時間16時に出て
実家最寄り駅に着いたのが19時40分
実に24時間まる一日の大移動
13歳幸子さん、頑張ってくれました
インドからのギフトと
犬生初の羽毛布団
これからは
福Jiと幸子の富山日記をお届けします