そんな覚悟なら近寄ってこないで | ふくきゃぷてんの日記

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日常から離れて雑記をツラツラと。

 

私が所属する業界はこのご時世であっても忙しいことで有名。
(以前に比べればだいぶ良くなってるけど)
そんな業界であってもこの業界で働きたいという人がいるのはありがたいことだと思う。

 

一応、採用面接の際などに

「思考体力が必要なハードワークな仕事だけど続けられそう?過去にそういう経験はある?」という質問をすると

当然、入社したい応募者なので「大丈夫です!」という返答が返ってくることが多い。

 

個人的に、言葉を大切に扱っている人間からすれば

ワードチョイスも、言ったことそのものも責任を持つべきだと思っている。

 

そんな感性の私からすると、

「忙しいことは承知の上です」と言いつつ

入社後に中途半端な仕事で提出してくる姿勢が理解できない。

大丈夫ですって言ってたやん。。。

 

全力を尽くしてできないことをとやかく言う気はないし

一応、部下の力量を測りながらの指示出しと、

出てくるであろうレベル感を想定して工程を組んでいるから、

全力を尽くしても顧客の求める及第点に到達しないのは

途中の過程としては問題ないと思っている。

 

だけど、別の仕事との兼ね合い等を理由に

「このくらいでいっか」というものが出てくると、

どうしてもその姿勢が透けて見えて、「うーん」と思ってしまう。

 

そもそも、本人が全力を尽くして出してきたものであっても

顧客が求めるレベルの及第点に至っていないことが多いわけで

だからこそ時間を掛けられる余裕のある期間設定をしていたり、

思考する頻度という経験値を得てもらえるように設計しているんだけど、

思考省略をして「これでいっか」というものを出してくる人を見ると

あなたの今後の到達点は当初の想定より更に低いこのあたりですよねが見えてしまって

それが続くと、そんな人の育成のために時間を費やそうという気が起きなくなる。

 

勿論、部下だけに問題を押し付けるのではなく、

私は私で管理職としてモチベートの仕方、指示出しの仕方、目標設定、工程管理など

他のやり方がないか反省と試行錯誤し続けないとダメなんだと思う。

ただ、組織としての育成の観点から離れて、一緒に仕事をする相手を選んで良いなら、

全力を尽くす気構えのある人と仕事したいなと思う。

 

私たちはそれなりに顧客からもらうお金も高いし、給料も良い業界なので

相手に「こんだけ価値を発揮しているから払ってもらっても満足ですよね?」と

ドヤれるくらいの気構えで仕事してほしいなと思う。

 

また、そうでないなら、業界にも私の周りにも近寄ってこないでほしい。

サービス提供者としてプライドを持った仕事をしようよ。