極めるということは価値を生む。たとえそれがゲームでも何でも。 | ふくきゃぷてんの日記

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日常から離れて雑記をツラツラと。

ゲームは教育に良くないの?

私が小さい時、親はテレビゲームに対して否定的というか

少なくとも「時間を気にせず好きなだけやりなさい」というものではなかった。

どちらかというと勉強とか習い事の妨げになる的な評価?だったように記憶している。

 

これはうちの親に限った話ではなく

テレビとか見ていても、大方の論調として違和感のないものだったので

遊びたい子供心的には、この意見に賛同しないまでも、

意見自体に違和感を覚えることはなかった。

 

ドラクエ8の発売にウズウズ

時は流れ、大学生になり卒業の年の冬にドラクエ8が発売された。

理系大学生の冬といえば論文作成に向けた実験の日々なわけだけど

結果が出ていれば徐行運転で駆け抜けられるし、

出ていなければちょっと頑張らないといけないタイミング。

 

私については幸い論文の結論に向けた結果と大きな流れは見えていたのでそこまで焦っていなかったものの

これまでやってきたことを纏める作業と卒業までの期間でもう少し進めないといけないというタイミングでもあった。

しかし、CMとか見るたびに「おもしろそ~」とウズウズウズウズ。

 

これが日々続き、

気持ちの何%かいつも持っていかれている感じを継続するくらいなら

いっそのこと、買ってエンディングを迎えるまでプレイして、雑念を消して集中しようという

めちゃくちゃ勝手な考えに至り、ゲーム購入を決めた(笑)

 

ちなみに私は元々ゲームにそこまで接点を持たない幼少期を過ごさせられたこともあり、

日頃は全くゲームをしていない。

だから、ゲームソフトを買うだけでなく、本体から買う必要があるという大出費だったけど

このウズウズを収めるための必要経費と割り切って購入。

 

詳しいことは忘れたけど、

帰宅後と週末を使ってかなり短期にクリアして、

スッキリした気持ちでその後の研究に戻った。

 

何でも突き詰めれば価値を生む

前フリが長くなっちゃった。。。

ここからが今回の本題。

 

このドラクエの攻略の前後で知ることになったのが下記。

 

↑後者については当時のリンクがこれだったか、記憶が定かじゃないな・・・

 

前者について初めて見た時はゲーム攻略で何か調べたいことがあって見つけたはずだったけど

後からよく見るとすごくマニアックなことを調べている人たちがいるんだと

見れば見るほど驚嘆。

 

このボスの攻撃パターンは・・・

この敵がこのアイテムを落とす確率は・・・

この操作をするとバグが発生して・・・

 

単にゲームのStartからEndまでを楽しめれば良い私とは

深さの度合いが全く違う人達がいる。

そして、これを見て沸く人たちがいるという世界を知ったし

たしかに私自身も見ていて面白いと思えた。

 

そしてリアルタイムアタック(RTA)という

ゲーム内の累積プレイ時間ではなく

電源ONからEndまでの実時間で勝負する遊びもあるようで

私は後追いで当日のログを見て、

へぇ!なるほど~!おもしろそ~!と思ったのを今でも覚えている。

 

こう考えると、小さい時に親から言われていた

「ゲームなんて」という発言にそれまで何となく「そういうもんだ」と思っていたけど

この理解は解像度が粗いということに気づかされた。

 

大学生の時の私みたいに通り一遍の楽しみ方で終わるなら

只の娯楽であり、学びというよりも遊びの要素が強い。

娯楽は娯楽で大切だけど、

時間の使い方として「遊び」ばかりだと、

生活力や稼ぐ力を身につけるという観点から言えばそれは身には付かない気がする。

つまり、親の発言は「ゲーム(遊び)ばかりは(生活力がつかない(=未来に繋がらない)から)ダメだよ」ということになる。

 

一方で、元々そこに人が集う「場(ソフト、コンテンツ)」が魅力的であるならば

極限攻略のように突き詰めるとこまで昇華させれば、

たとえそれがゲームでも、価値を生むということ。

 

この考えは、結果的にその後の私の思考形成に大なり小なり影響している気がする。

 

どうせやるなら、極めるところまでやっちゃおう。