小林会長は、50数年前から競馬ファンで、


お気に入りのジョッキーは野平裕二騎手でした。


野平騎手のお手馬「スィートフラッグ」という牝馬がいました。


重賞を4勝しており、会長が「北日本精機」を設立する1年前には、


「京王杯オータムH」と「オールカマー」を連勝。


会社設立年の暮れの「牝馬東タイ杯」と翌年の正月「金杯」も


勝っていますので、会社設立当初の社長のサイフを


潤わしてくれたのかもしれません。



米米北海道のブログ




姿形も良く「スィートフラッグ」の牝系血統を徹底研究し、


「馬主になれたら、最初に持つ馬はその血統にしよう」と決めた。


その牝系は、会長の生まれた1931(S3)年にアメリカから


輸入された「星旗」という「基礎牝馬」にたどり着きます。


【スィートフラッグの母「風玲」の3世代前の母が「星旗」】




今から80年以上前は、イギリスから輸入するのが主流の時代で


競馬の活性化のためには、「民間に負けられない」と


宮内省下総御料牧場がアメリカから6頭の基礎牝馬を輸入。


【この牧場は、現在の成田空港の敷地にありました。極小ベアリングの


輸出がメインである「北日本精機」とここで結びつきます。】


今で言うと、社台グループに負けられないと、


JRAが繁殖牝馬を買ってくるようなもんです!


星条旗にちなみ6頭には全て「星」の名称が付けられ、


「星の牝馬たち」と呼ばれているらしい。






小林会長は、スィートフラッグの妹アイアンルビーを祖母に持つ


「パストラリズム」を探しあて、馬主として始めてデビューさせた。



米米北海道のブログ


函館で2勝を挙げて繁殖入り、引退後5番子として


メジロマックィーンを父に持つ芦毛の牝馬「ポイントフラッグ」を輩出。



米米北海道のブログ


毛のマックイーンの血が入ったことによって、母も毛に


ゴールドシップ自信も毛です。


小林会長の会社「北日本精機」があるのは、別市!


皐月賞は自宅でテレビ観戦「孫の運動会よりも興奮しました」






企業家として成功された小林会長は、地域への恩返しを計画。


「美術館と図書館」「自然の森林と調和した人工林」の設立と


「地域や行政と協力してつくる高齢者施設の芦別モデル」を広げたい。



今年2月のSankeiBizでのインタビュー


「81歳なので85歳までの完成をめざし、


あくまでポケットマネーで実行したい。


資金が3億ばかり不足したが、所有する競走馬の


ゴールドシップが昨年の皐月賞、菊花賞、有馬記念


G1レースで3勝して不足分を稼いでくれた。


地域貢献への願いが天に通じたと思っている」



米米北海道のブログ


こんなすぐ近くに、こんな凄い人がいるとは全く知りませんでした。


まだまだ勉強不足ですねえ。