大谷翔平選手の通訳解雇で思い出す出来事 | 復刻版

復刻版

栄光より挫折、成功より失敗、勝利より敗北…。

昨日で一番ショッキングな、
大谷選手の通訳による
横領?窃盗?事件の報を聞いて、
過去のある出来事を思い出した。

製紙会社のバカ息子が、
ギャンブルで負け続けて、
多額の負債を抱えた結果、
会社の資金を横領した事件だ。

どこか似ていると感じるのは、
器以上の収入を得て、
いい気になって使って、
結果、負債が膨らんで、
破綻してしまう点である。

そもそも貧乏人だったら、
信用されていないので
動かせる金も少ないし、
せいぜいパチンカスになって、
消費者金融から借金し、
返済不能で自己破産する程度…。

一方で、そこそこ収入があり、
信用される地位があれば、
多額の資金の融通が利くので、
負けが膨らんでしまう。

この通訳氏は少し前に、
報酬が数千万円と伝えられたが、
物価の高い米国でも、
通訳という仕事としては、
破格の高額だと感じた。

収入が多いゆえに、
負けても、「まだ支払える」
「まだ何とかなる」と繰り返して、
負債金額が嵩んで、
手に負えなくなったのだろう。

これは賭博に限らず、
株でもビットコインでも
一緒なのは言うまでもない。
損切りで諦めればいいのに、
"負けの深追い怪我の元"になる。

"負けの深追い怪我の元"
三船敏郎さんの主演映画、
「山本五十六」の中の、
五十六さんのセリフだ。

将棋に負けた時と、
改めて、ミッドウェー海戦の敗戦で
発していたと記憶するが、
私自身の教訓になっている。


それにしても、身から出た錆、
結局、高額の収入は失われるし、
信用も失墜、どころか、
下手したら実刑を喰らう…。
バカなことをしたものだ。

さて、冒頭に"一番ショッキング"
と記したが、山本由伸投手が、
初回5失点して交代したのも
衝撃的な出来事だった…。