CDやSACDは人間と同じだと感じること | 復刻版

復刻版

栄光より挫折、成功より失敗、勝利より敗北…。

CDやSACDと人間は同じ!
と感じることがある。
キレイに見せようと修復すると、
逆効果で酷くなるのだ。
どういうことか?というと…。

先ずは音楽のCDやSACD。
音質改善を試みたとされる、
最新デジタルリマスター盤が
度々、発売されている。

でも、本当によくなったのか?
と問えば、必ずしもそうでなく、
悪化しているケースを散見する。
(あくまでも私見だが)
むしろ、こちらの方が多い…。

不自然なエコーが付加したり、
重厚な音が迫力なくなったり、
自然のノイズが除去されて、
去勢された感じの音質に
変えられることがある…。
どれも私的にはマイナスだ…。

セールスの言葉を信じて、
最新のSACDを購入して、
良くなったのかな?と思って、
以前のCDと比較してみると、
さほど良さを感じなかったり、
逆に酷くなっていたり…。

でも、「酷くなる」というのは、
言い過ぎかもしれないが。
「好みの音でなくなる」
と表現しておこう。

今まで騙されて、騙されて、
最近では飛びつかなくなったが、
それでも"最新"なんて書かれると、
興味が湧いてしまうのだ…。

特にSACDはCDに比べて
価格が高価であり、
結果、音質が変わらなかったり
好みの音でなくなれば、
無駄な出費になってしまう。

さて、これは人間も同じだ。
人間も老いを修復しようと、
いたずらに整形を繰り返し、
不気味になる人がいる。

美○○などと喩えるはずもなく、
どうみても不気味なのだ…。
自然のままで良いのに、
不自然に手が加えられて、
化け物化してしまうのである。

全部が全部とはいわないが、
どちらも、ほどほどにが
一番良いのではなかろうか。
過ぎたるにでは、
更に酷くなってしまう…。

最後に話を音楽に戻すと、
これが強調したいことなのだが、
元々の録音が良くないのに、
リマスターで良くなるわけがない!
ごく当然の話であろう。