マンション転落アナウンサーの転落の詩集 | 復刻版

復刻版

栄光より挫折、成功より失敗、勝利より敗北…。

高校生の時のクラスメイトに、
石川達三に傾倒している奴がいて、
いつも小説のことを語っていた。
そのひとつが「転落の詩集」だった。

でも、ここでの「転落の詩集」は、
石川辰三の小説では無い。
下の記事のアナウンサーのことだ。
若い後輩女子アナに溺れ、
転落の道を辿る…。

 


活躍していたのに、
妻子までいるのに、
不倫の疑いで飛ばされた挙句、
犯罪まがいで逮捕された。

逃げる時に負傷するという
「泣き面に蜂」のおまけ付…。
3階から転落したことに重なり、
正に「転落の詩集」なのだ。

恥が全国に知れ渡り、
知らなかった私までもが、
存在と名前を知ることになり、
記事を貼り付けただけで、
顔写真が掲載されてしまう。
私なら生きてゆけない…。

婚約者がいる女性に
ストーカーまがいのことをして、
マンションに侵入して、
略奪愛が叶うと思ったのか?

学生とか若者ならともかく、
47歳にもなって、
地位や家庭があるのに、
バカじゃなかろか…。

転落の詩集の代償は大きい。
職場も解雇は必至だし、
退職金も出ないだろう。
解雇されなかったとしても、
辞めざるを得なくなる。

家庭にも居づらいし、
親兄弟、親戚からも、
バカな男だと呆れ罵られ、
全国に顔が知れ渡っているので、
他人の視線を避けながら
生きていかなくてはならない…。

再就職をしたとしても、
人々が忘れてくれるまで、
茨の道が続く…。
ある意味、気の毒だが、
所詮、自分が蒔いた種なのだ。