先日、数年前にNHKで制作された、
「未解決事件・ロッキード事件」を
「チャンネルNECO」で放送していた。
当時、事件の解明に努めた、
三木武夫元首相が映った。
ところで、事件のことはさておき、
三木元首相で思い出すのは、
大学の卒業式の時のことだ。
武道館に来賓で出席されていた。
他の来賓はモーニング姿だったが、
三木元首相だけは、
濃いブルーのシャツにネクタイ、
高級そうなスーツ姿…。
すなわち平服で来られていた。
ダンディな着こなしが印象に残る。
本来は正装する場であるが
平服なのに、全く違和感が無くて、
流石に偉い人は違うなと、
感心させられたことを覚えている…。
そして、偉い人で思い出すのは、
昨年に亡くなった中曽根元首相だ。
誰のコンサートか忘れたが、
サントリーホールに来られていた。
その時の姿を思い出す…。
RBブロックの来賓席だったが、
到着するとカメラマンが殺到し、
一斉にフラッシュがたかれた。
パシャ!パシャ!パシャ!
かなり激しい光が発光したのに、
微動だにせず、きちんと座っていた…。
これまた大物の木鶏を見た気がしたが、
私も少々のことで動じないように、
中曽根さんの真似を心がけても、
小人物には思い通りにいかない…。
そんなことを痛感させられている。