東京銀行消える! | 復刻版

復刻版

栄光より挫折、成功より失敗、勝利より敗北…。

三菱東京UFJ銀行が、
4月1日より、三菱UFJ銀行になると、
新聞に行名変更の告知広告が出ていた。

東京銀行と合併してから久しいが、
ついに「東京」という名残が消える。
尤も若い人は、東京銀行の存在すら
知らないかもしれないが…。

さて、かって存在した東京銀行は、
都銀の中でも特殊な銀行だった。
そして、銀行マンもプライドが高かった。

私の親戚にも同行の幹部がいて、
すでに亡くなってしまったが、
自尊心の強い人だったことを覚えている。

そんなプライドの高い元行員は、
今回の行名変更を忸怩たる思いで、
受け止めていることだろう。

なお、広告には通帳やキャッシュカードが、
継続して使える旨、
告知広告に付記されていた。

そんなことは当たり前だ。
というか、そうでなければ困る!
もし、使えなくなってしまったら、
未だに「三和銀行」のカードを使っている私は、
一体、どうなってしまうのだ?

そういう「三和銀行」も、
合併して、UFJに変わったが、
今や知らない人が多いかもしれない…。

逆に、私自身は(特に地銀は)
合併後の新行名が分からないことがある。
これは銀行に限らず、金融機関全般の
統廃合についていえるかもしれない。