日本舞踊「ふきの会」を主宰する
坂東冨起子です。
「日本舞踊? 見たことない」
という方が本当に多いのです。
今や日本人のほとんどが、
着物を自分で着ることができません。
「自国の民族衣装を自分で着られないのは、日本人だけ」と言われますが、
着物離れ、伝統芸能離れは
どんどん進んでいます。
日本人が着物を着なくなったら、着物を縫う人がいなくなり、反物を織る人も、
染めたり、絵柄を描いたり、
刺繍したりする人もいなくなります。
そうなったら、
着物はいずれ地球上から消えます。
日本舞踊も同じです。
稽古する人、舞台で踊る人、
それを見る人がいなくなったら…
日本舞踊は絶滅危惧種です。
世界に誇れる日本の芸能・文化の日本舞踊を、次の世代に残していくには、
その面白さを子ども達に伝えなくては。
「日本舞踊って聞いたことある?」
「知らな~い」という子ども達に
「面白~い!」
「もっと見たい!」
「やってみたい!」
と言ってもらえる日本舞踊を見せたい。
子どもが面白いと言うものは、
日本舞踊を知らない大人、
初めて見る大人にも
必ず面白く見ていただけます。
「ふきの会」は、そんな舞踊作品を
創っています。