夫、お陰様で67歳になりました。
誕生日は6日で射手座です。

昨日、子供たち家族が集合してくれました。
このところ、孫達のお稽古事やスポーツ練習で、昼時の集合が難しくなっています。
6時頃の集合となると、当然いつもの習慣は狂ってしまいます。
それでも来てくれるのは嬉しい事に違いありません。

夕方、早めの栄養を入れた後、車椅子に移乗しました。ベッド上ではなく、車椅子で並んで写真を撮りたかったのです。
そんなわけで、昨日は久々に車椅子で笑点を見ることになりました。
こんな様子を見ると以前に戻ったような錯覚に陥りますが、現実は表情が乏しく、その乏しい表情から夫の心情を忖度するのは大変なことです。
私の思い違いも多々あるはずです。

皆んなが食事をする場所で、口から食べることができない人はどうすればいいのでしょう。
結果的に私は、夫をベッドに戻したのですが…
夫は「ベッドに戻らなくていい。」と目で合図していたのです。
時間的にもそろそろベッドに戻った方がいいし…何よりも夫の見ている場所で皆んなで食事をすることが嫌でした。
食べたくても食べられない夫が辛いだろう、ということとは少し違います。
夫は礼儀正しい人ですから、たぶん「せっかく来てくれたのに、寝ていては申し訳ない。」と思ったに違いない。
そう解釈することにしました。
実際は孫達が食べているのを見たかったのかも知れません。
口がきけない、思いを伝えることが出来ない。
本当にもどかしいことでしょう。
諦観という言葉が思い浮かびます。

夫、皆んなが帰る時にはしっかりと目を開けて、帰りの挨拶に目パチで答えていました。

来年も皆んなでお祝いしたいものです。