食べるの怖い!

 

013年9月に箱根のゴルフ場で脳幹出血を起こした私は、

 

御殿場の脳外科と板橋のリハビリ病院の入院を経て、

 

年末にめでたく退院した。

 

2014年の年明けからは、不調を抱えながら仕事にも復帰した。

 

仕事に復帰して2週間くらい経った頃、

 

会社の近くのファミレスでお昼を食べていた私は、

 

突然 食べているものが美味しいと思えなくなった。

 

別にジョナサンの料理に問題があるわけではない。

 

私はお腹がすいているんだろうか?

 

食べたくて食べてるのか?などと、ふつう考えない疑問が湧いてきた。

 

そんなことを意識したその瞬間から、食欲が全く無くなった。

 

その日以降はお腹も空かないし、何も食べたくななくなった。

 

食欲がないどころか、食べ物を見るのも考えることも、

 

恐怖に感じるようになってしまった。

 

この“食べるの怖い”、は病的だった。

 

仕事中にいただきもののお菓子が配られることがあるが、

 

そんなときは見ただけで気持ちが悪くなった。

 

お昼の時間が近づくと冷や汗がでるようになった。

 

でも、何も食べないわけにはいかない。

 

そのころの私の食事は朝はバナナ、キーウィ、ヨーグルト、

 

豆乳で作ったスムージーを一気飲みする。(固形物は無理)

 

お昼はファミレスで、アサイーヨーグルトとオニオングラタンスープを、

 

夜はノンアルで、スーパーの手巻き寿司を2つ流し込む。

 

それが精一杯だった。

 

とにかく食べる事が怖くて、食事の事を考えると、暗~い気持ちになった。。

 

さすがに、脳の次は胃か?と恐ろしくなり内科で胃カメラを受けたが、

 

所見は何もなかった。

 

そう、これは心が病んだ神経性胃炎だ。

 

この私の摂食障害はこれから何年にも及ぶことになる。

 

神様って、冷たい。

 

to be continued.