2014年の闘い 『私』 Vs. 『後遺症と心の病』①

 

リハビリ病院退院1年目 2014年 食べれない、眠れない、気分が悪い、

 

私は心を病んでいた。

 

それもこれも前の年に発症した脳幹出血の身体的後遺症のせいだ。

 

下肢、体幹失調で足元ふらふら、視界は歪み、頭はグラグラ、

 

毎日綱渡りのように生きていた。

 

この後遺症って治るものなのか?

 

怖くて、誰にも聞けなかった。

 

ただ、ただ、心身共に楽になりたい、そう思っていた。

 

そんなことで、

 

2014年 『私』 Vs. 『脳幹出血後の身体的後遺症と心の病』

 

の戦いの火ぶたが切って落とされたのだった。

 

この先、長~い戦いになるのだが、この時はこの辛さから1秒でも早く

 

逃れたい、ただそれだけだった。

 

心の病は、以前書いたように結構長いこと、出口を模索していたが、

 

身体の方もなんとかしなくてはいけない。

 

まず、行ってみたのは後楽園の気功整体院だった。

 

友人につきそってもらい、5~6回通った。

 

身体に触れず、手を添わせるように動かして気を入れていく。

 

気を整えて病を治していく療法だ。

 

ただ、そこで言われたのは、急性期(発症して1か月以内)ならば、

 

効果があると思うが3ヵ月以上たってしまうと顕著な結果は難しい。

 

心の病には効くかも、とのことだったのでお願いした。

 

だが、5~6回目の時、終了後とても気分が悪くなってしまった

 

ものすごい動揺感がやってきたのだった。

 

先生に訴えて、再治療をしてもらったけれどもしばらく回復しなかった。

 

この療法は効果を見ずに1か月ほどで断念することになった。

 

また、週1で以前の病院にリハビリで通っていたが、3ヵ月くらいたった頃、

 

療法士さん不足を理由に病院から「リハビリはもう卒業ね」と

 

突き放されてしまった。しかたがないのかも知れないけれども、

 

リハビリ病院を退院した人の受け皿がなかなかないと痛感した。

 

退院した人はなかなか動くチャンスがないから、

 

ますます歩けなくなってしまのだろう。

 

本当に自力で立ち直らなくてはいけない、と思い知った。

 

その後ネットでいろいろと調べた結果、

 

脳卒中の後遺症には鍼というのが定番らしいという情報をゲットした。

 

足にも目にも鍼は効きそうだ。(個人の主観です)

 

余談だが、昔、30代で微熱が続いて体調が悪かった時に通ったことがあるが、

 

その時は効いたかどうかはわからなかった。

 

ただ、足の骨際に刺される鍼が痛くて、毎回血が出たので、

 

怖くなって通うのをやめた。

 

この際、昔のことはさっぱり忘れて、

 

もう、血が出ようが痛かろうがなんだろうが、

 

とにかく鍼に行ってみようと思った。

 

乏しい情報の中から、まず私が選んだのは経堂の鍼灸院だった。

 

脳卒中の後遺症に効く〇〇診療院 ← 〇〇には中国人の先生の名前がはいっている。

 

ネットに写真も載っていて、すごい先生に見える。

 

実際、白くて長い髭を生やした〇〇先生は、仙人のようだ。

 

会社を早退して、電車を乗り継いて経堂まで通った。

 

有名な先生なのだろう、ずらっと並んだ患者さんに次々に

 

鍼をさしていく。

 

期待に胸を膨らませて通い始めたが、治療は流れ作業のようで、

 

しっかり向き合ってくれる治療ではなかった。

 

経堂まで電車を乗り継いで1時間以上、

 

ふらつく私には効果よりも危険度の方が高く、

 

2か月で断念せざる得なかった。

 

遠くは無理だと実感し、次はもっと近いところにしよう、

 

と家から近い鍼灸院を捜した。

 

3月頃から家から徒歩1分弱の鍼灸院へ通いはじめた。平日はほぼ毎日通った。

 

眼の鍼と体幹のマッサージをお願いした。

 

物を食べれるようになりますように、

 

ちゃんと朝まで眠れるようになりますように、

 

眼のグラグラがなくなりますように、

 

と念じながら鍼とマッサージを受けた。

 

町の鍼灸院はアットホームな雰囲気で、スタッフ全員で応援してくれた。

 

3~4ヵ月楽しく通ったが残念ながら、私自身変化を感じなかった。

 

食べれないから39㎏になってしまい、座ると骨があたってお尻がいたい状態だ。

 

眼の鍼を担当してくれていた先生が、田舎の秋田へ帰ることになったのを機に、

 

別の方法を捜してみることにした。

 

戦いは始まったばかりでまだ、何の成果もない・・・。

 

to be dontinued.

 

 

 

本文テキスト