そうだった?のか

 

 

低血圧で、痩せている、食事にも神経質なほど気を付けていた私が、

 

なんでこんな目にあうのか?

 

それは、本当に疑問だった。退院してから通った鍼の先生に、

 

「脳幹出血は私のせいじゃない!」ときっぱり言ったが、

 

「じゃあ、誰のせいなの?」と返されて絶句してしまった。

 

そうか、やっぱ自分のせいなんだ、何が悪かったんだろう?

 

と病後何年も考え続けた。

 

あの日は暑い日で箱根のゴルフ場といえども30度越えだったはずだ。

 

途中で水が無くなって買わなきゃ、と思いながらも うっかり そのままプレーを続け

 

た。

 

熱中症になっていたと考えてもおかしくないだろう。その2、この頃、更年期の真っ

 

ただ中だったから、

 

普段低い血圧が何かの拍子に上がってしまった、とも考えられる。

 

その3、給与所得の他に不動産収入のあった私は確定申告をしていたが、

 

ちょうどその頃 税務調査が自宅に入って税務署とすったもんだしていて、

 

夜もあまり眠れない時期が続いていた。

 

寝れない毎日でも分刻みで、スケジュールをこなし、そのうえこともあろうに

 

引っ越しを考えていたから頭は半分錯乱状態だった。

 

そんな要素が運悪く重なってしまって、脳出血を起こしたんじゃないか、

 

死んでたら税務署のせいだ、というのが、当初私の出した答えだった。

 

その後もいろいろな情報をもとに、何故だ?と考え続けて7年くらいが経った頃、

 

ようやく自分の中で、わかったことがある

 

もちろん、当時の私の状況は気持ちも焦っていて、税務署と戦い、

 

熱中症で更年期で、危険が満載だった。

 

でもね、それだけじゃなかった。

 

私にはタンパク質、特に動物性たんぱく質が足りなかった。

 

その挙句に週末は大量のお酒を摂取していた、多分それが一因だ。

 

健康管理の一環として、断食に興味があった私は、

 

専門の施設に何度か行ったことがある。その時にそこの東洋医学の先生に

 

あなたは、体質的に断食は向かないからやめなさい、と言われた。

 

それでも、せっかく休みを取ってきたのだからやらせてくれ、

 

とゴネて、始めたが 3日目の朝、ラジオ体操の時に貧血で倒れた。

 

その時も、菜食ではなくもっと栄養を取るようにと言われた。

 

さすがにその後、断食はあきらめたが、アドバイスは聞かなかった。

 

もちろん、両親からも動物性たんぱく質をとりなさい、

 

としつこく言われていたが、健康志向が高いと自負していたおバカな私は、

 

ふふーんとそんなこと聞き流した。

 

へんなものを食べるくらいなら、食べない。平日仕事で遅くなってしまうと

 

食べない、週末は酒を飲むがつまみはあまり食べない。

 

これではアウトだろう、と。

 

かの和田秀樹先生も言われている、血圧なんか多少高くても血管が

 

そこそこ丈夫ならば問題ない。日本人の脳卒中が減っているのは

 

高たんぱくの食事を摂るようになったからだと。最近はベジタリアンは

 

自殺行為だという報道もあるくらいだ。

 

でもね、10年前にはそんな情報なかったから・・・。

 

私がそれに気づくのは病後7年目くらいだから、それまでは まだまだ

 

不自由な身体で迷走し続ける。

 

神棚に向かって「こんな仕打ち、酷くないですか?」と恨みがましく訴える

 

毎日が続くのだ。

 

to be continued.