まだまだ先だと思っていた2020年。東京オリンピックがいよいよ今年になりました。令和二年はどんな一年になるのでしょうか。穏やかな一年になって欲しいものですが、新年早々、物騒なニュースも飛び交っています。なかなか平穏な生活というのは難しいものです。

 

 京都でカウントダウンをして、二日酔いを突き破って、銀座で生ラジオ。とんぶりを配布して、清々しい幕開けとなりました。

 

 さて、2020年。新たな音色が加わります。まずは、先日ブログ等でお伝えした、「フニオチナイト」。これはもともと「腑に落ちない」などの慣用句が好きで、そのリスペクトから始まったコーナーがラジオでありました。「フニオチ太郎の今夜もフニオチ!」。「ロケットマンの今夜もプチョヘンザ」のリズムですね。蛭子画伯にイラストを依頼し、「フニオチ手帳」という書籍にもなりました。映画で共演した川上未映子さんにコラムを依頼したり。そして「フニオチコンテスト」では、清春さんや清水ミチコさん他、たくさんの方に審査をしてもらったり。ラジオが終わっても、河川敷イベントで何度かその言葉を目にしました。そしてこの度、「フニオチ」が番組となって帰ってきました。その名も「フニオチナイト」。

 

 J:COMが運営するチャンネル、Jテレにて放送される30分番組。視聴可能エリアが限られるのですが、こうして「フニオチ」がお茶の間に届くことがとても嬉しいです。「腑に落ちない」ことを嗜む大人の社交場には、「カメラを止めるな」で一躍有名になった女優のどんぐりさん他、クセのある方々が集う金曜の夜。期間限定なので、可能な方はぜひお集まりください。

 

 そしてもう一つは、メディア応援webマガジン「Synapse」の連載。かつては「内村プロデュース」のアシスタント、現在報道ステーションのキャスターを務める徳永有美さんと以前対談をしたのですが、普段内に秘めていたことが溢れ出し、対談だけでは収まらず、担当の方から連載はいかがですかということでスタートすることになりました。毎週金曜日にアップされるメディアにまつわるエッセイ、「魔法が解けたなら」。テレビの魔法が解けた今、テレビは、メディアは今後どうあるべきなのか。そんなことを毎週綴っていきます。

 

 「telling,」「音楽の友」の連載は終了しますが、今後の関わりがないわけではなく、「telling,」ではこれまでの連載をリミックスしていただいたり、インタビューなども予定しています。「音楽の友」も3月に開催される読者イベントもあります。4月には、ロケットマンデラックスも20周年。オールナイトはしんどいので最近は終電で帰れる時間帯が多くなっていますが、よくもここまで続いたと思います。自分のリズムとテンポで、2020年のメロディーを奏でますので、本年もよろしくお願いします。