「お疲れさまでした!!」
渋谷からほど近い距離のお店。僕とふたりのマネージャーと、平野ノラ、佐々木くん、米田さん、そして平松くんのグラスが重なります。全員とまではいきませんでしたが、かつての土曜の夜のメンバーが、清々しい心境で一堂に会すことができました。
「やっぱり、時期がよかったですね」
誰が言ったか忘れましたが、たしかにそれはあるかもしれません。番組が終了した直後でも、だいぶ経ってからでもなく、本能的に僕が求めた時期。開花までに必要な時間。番組終了を消化するのにおよそ、1年半かかったということかもしれません。
「あれからどれくらい経ったでしょう。あの伝説の最終回から、いくつの夜が通り過ぎたでしょう」
そんなプロローグからはじめようと決めたのは当日の朝。前述のような言葉がぽこぽこ降りてきて、緞帳の前で話している映像が頭に浮かんだのです。
「それでは、劇場版ロケットマンショー、スタートです」
淡々と伝えると、オープニングテーマが流れだし、緞帳がゆっくりとあがりました。舞台上にはどっからどう見ても?ラジオブースにしか見えないテーブルが現れ、見上げると筆で描かれたタイトルが並んでいます。
「それではお呼びしましょう、平松くんです!!」
軽い挨拶のあと、鳴り止まない拍手を制し、テーブル越しに向かい合って座りました。表舞台で顔をあわせるのは番組終了後はじめてですが、それ以外でも、まるで離婚した夫婦のようにほとんど会話することのなかったふたり。いざはじまってみれば、彼の「あいかわらず」な部分が功を奏し、すぐにあの頃の空気が漂います。まったくブランクを感じさせないハーモニーが響き渡りました。
途中、平野ノラのパフォーマンスや、実はヘビー・リスナーだった岩下尚史さんを迎えてのカフェコーナーなどもありましたが、基本的には、僕の日常生活での雑感。ずっと引っかかっていた胸の支えを取り除く作業。メモをしたまま消化できずにいたことを、ひとつひとつ熱く?消化していきました。
「劇場版ロケットマンショー」という言葉から、さまざまな想像、期待があったかと思いますが、懐かしいジングルやBGMが流れたり、番組のエッセンスこそ散りばめたものの、今回は再現することにあまり重きをおかなかったのは、ロケットマンは生きている、ということを伝えたかったからです。
「自分に嘘つくなよ~」
そうして、約2時間の劇場版ロケットマンショーは幕を降ろしました。すっかり喉は枯れてしまいましたが、心は満たされていました。また、新しい音がきこえてきました。
渋谷からほど近い距離のお店。僕とふたりのマネージャーと、平野ノラ、佐々木くん、米田さん、そして平松くんのグラスが重なります。全員とまではいきませんでしたが、かつての土曜の夜のメンバーが、清々しい心境で一堂に会すことができました。
「やっぱり、時期がよかったですね」
誰が言ったか忘れましたが、たしかにそれはあるかもしれません。番組が終了した直後でも、だいぶ経ってからでもなく、本能的に僕が求めた時期。開花までに必要な時間。番組終了を消化するのにおよそ、1年半かかったということかもしれません。
「あれからどれくらい経ったでしょう。あの伝説の最終回から、いくつの夜が通り過ぎたでしょう」
そんなプロローグからはじめようと決めたのは当日の朝。前述のような言葉がぽこぽこ降りてきて、緞帳の前で話している映像が頭に浮かんだのです。
「それでは、劇場版ロケットマンショー、スタートです」
淡々と伝えると、オープニングテーマが流れだし、緞帳がゆっくりとあがりました。舞台上にはどっからどう見ても?ラジオブースにしか見えないテーブルが現れ、見上げると筆で描かれたタイトルが並んでいます。
「それではお呼びしましょう、平松くんです!!」
軽い挨拶のあと、鳴り止まない拍手を制し、テーブル越しに向かい合って座りました。表舞台で顔をあわせるのは番組終了後はじめてですが、それ以外でも、まるで離婚した夫婦のようにほとんど会話することのなかったふたり。いざはじまってみれば、彼の「あいかわらず」な部分が功を奏し、すぐにあの頃の空気が漂います。まったくブランクを感じさせないハーモニーが響き渡りました。
途中、平野ノラのパフォーマンスや、実はヘビー・リスナーだった岩下尚史さんを迎えてのカフェコーナーなどもありましたが、基本的には、僕の日常生活での雑感。ずっと引っかかっていた胸の支えを取り除く作業。メモをしたまま消化できずにいたことを、ひとつひとつ熱く?消化していきました。
「劇場版ロケットマンショー」という言葉から、さまざまな想像、期待があったかと思いますが、懐かしいジングルやBGMが流れたり、番組のエッセンスこそ散りばめたものの、今回は再現することにあまり重きをおかなかったのは、ロケットマンは生きている、ということを伝えたかったからです。
「自分に嘘つくなよ~」
そうして、約2時間の劇場版ロケットマンショーは幕を降ろしました。すっかり喉は枯れてしまいましたが、心は満たされていました。また、新しい音がきこえてきました。