こんにちは。
滋賀県大津市のアロマセラピスト、たけなかりえです。
先日から、また読み返している、ミヒャエル・エンデ作「モモ」
今までは、モモが人の話を聴く姿勢がとても好きで、セラピストとしての理想だな~と思っていた私です。
だって、モモに話をするだけで(モモが何かをアドバイスするわけでも、歌や踊りで元気付けるわけでもないのに、)、皆
「なぜだか、自分が好きになって、自信を取り戻していく」
「喧嘩していた人とも仲直りしていく」
「やりたいことがみつかっていく」
のですもの・・・。
しかし!!今回、読み返していて、新たに、「好きだな~」と感じた登場人物がいたのです。
それは、道路掃除夫のベッポ。
ベッポは、人の話を聴いて、その答えを真剣に一生懸命探して、自分の中の言葉が見つかってから始めて口に出します。
だから、他の人とはタイミングが違いすぎて「変わり者」扱いされています。
でも、ベッポ爺さんは言うのです。
「世の中の不幸というものは、すべて、皆がやたらと嘘をつくことから生まれている。
それも、わざとついた嘘ばかりではない、せっかちすぎたり、正しく物を見極めずにうっかり口にしたりする嘘のせいなのだ」・・・と。
ベッポ爺さんのお仕事の仕方にも、そんな「大事に」する精神が息づいています。
ベッポ爺さんは、ご自身のお仕事が大好きで、とても大事なお仕事だと感じています。
夜明け前、誰も起きていない街の道路をベッポ爺さんは、丁寧に掃除していきます。
時には、「おっそろしく長くて、これじゃとてもやりきれない・・・と思うほどの長い道路」を受け持つこともあります。
でも、ベッポ爺さんは、言います。
「いちどに道路全部のことを考えてはいかん。次の一歩のことだけ、次の一息のことだけ、次のひと掃きのことだけを考えるんだ。
いつも、ただ、次のことだけをな。」
「すると、楽しくなってくる。
これが大事なんだな。
楽しければ、仕事がうまくはかどる。」
「ひょっと、気がついた時には、一歩一歩進んできた道路がぜんぶ終わっとる。
どうやって、やりとげたかは、自分でもわからん。」
「進むべき道のりの長さに、くらっと来て、やる気も元気も失いかける・・・」
私は、そんなことがよくあります。
焦ってしまうのですね。
でも、誰しも、そんな気持ちになることって、あるのじゃないでしょうか?
そんなとき、ベッポ爺さんの言葉と、ベッポ爺さんが夜明け前に丁寧に道路を掃除している様子を思い浮かべたら・・・。
肩の力を抜いて、ひとつひとつ楽しみながら進めるんじゃないかな?
そんな発見があった、今回の「モモ」でした。
同じような気持ちになる方に、気持ちのおすそ分けができたら、嬉しいです。
今日も、読んでくださってありがとうございました。
りえ