HITの法則について考える | 1億稼ぐ美しい思考と美しいビジネスモデル達。 俯瞰思考と美しいビジネスの企て-集客売上アップの思考と作法

1億稼ぐ美しい思考と美しいビジネスモデル達。 俯瞰思考と美しいビジネスの企て-集客売上アップの思考と作法

集客テクニックや手法は何も生まない。「美しい橋」が架かっているか?美しい思考で美しい仕組みが出来ているか?日本一小さな県で、ネットを中心にプロディース業、会員制モデルなどを行っている田舎モノが儲かる、廃れないビジネスモデルや事例を語ります。

知り合いが独立して2年。

いまだに良い結果が出ていないと電話を戴いた。


独立した当時の僕と似ている部分がある。

彼女は「こだわり」「哲学」的なものを持っている。
よって・・・・時には、というか多くは「衝突」する。
黒をハッキリと「黒」と言う女。
グレーと曖昧にせず黒は黒だと思うと指摘できる大人。
そんな大人は生きづらい?


「くすぶり続ける期間」が人間にはあります。


そして「ビジネス」にも"その期間"はあります。



言葉にすると安っぽいけど
「誰と出会うか。出会えるか」ってのが鍵になるのではないかと。


今は売れっ子プロデューサーとして有名な蔦谷好位置。
彼を一躍有名に売れっ子に伸し上げたのはYUKIの「JOY」という楽曲です。
彼の話とか見たり聞いたりすると「だよね」と共感することが多い。
しゃくしゃく余裕で今のポジションを獲得できたわけではないと。
貧乏生活から抜け出せれたキッカケ。それがYUKIとの出会い。
この話、僕は大好きなんですよ。





曲を集めてるということで、僕は1年やって何も決まらなかったんで、拘っててもしょうがないし、一番自信のある曲はこれだ、って「JOY」を出してみたんです。
それまで誰にも聞かせてなかったんですけど、レコード会社の担当(今の所属事務所agehaspringsの代表)が「非常に社内でも評判で、YUKI本人も気に入っている」と。

「私たちはこの曲を10年待ってた」と、そんなことまで言ってくれて。

僕は自分の曲をそんなに褒めてもらったことがなかったんで、すごく嬉しかったんです。
でYUKIさんにもお会いして、そこから8作連続で曲を作らせてもらうことになるんです。


当時何者でもない僕をYUKIさんは単純に音楽で判断してくれて。


僕がすごく大事にしていた「JOY」って曲が、渋谷を歩いていると流れてきたんですね。自分が作った曲を街で流れるなんて考えられなかったんで、そのときは泣けてきてしまいましたね。


さらにこう語っています。


自分の作る曲の、どこが時代に合っていないんだろうということも考えました。
そして、受け入れられないのには必ず理由があるんです。

“自分は無名だから聴いてもらえない ”ということでは決してない。

でも、売れるためだったら何でもするってことは絶対になかったです。

自分の中で、音楽に嘘だけはつかないように、
これが一番カッコいい、
これが一番美しいと思えるものをやり続ける。

その上で、自分の作った音楽をたくさんの人に聴いてほしいと、自然に思っていました。
そのために、流行っている音楽はもちろん意識します。
でも真似はしない。
流行を追いかけても二番手にしかならないですから。



流行は意識するが真似はしない

これ、すごく大切なルールなんじゃないでしょうか?

アレも儲かる、コレが来る、コレとりあえず参加しとこう・・

流行には敏感な人が多いのですが、
残念なことに”流行”というのはダサさに移ろい行く代表格です。

単発(ショット)での売上げは確保できても、
信頼は積み重ねられないし、継続的な売上げやリピートが確保できません。






「当時何者でもない僕をYUKIさんは単純に音楽で判断してくれて。」


“自分は無名だから聴いてもらえない ”ということでは決してない。


・・・すごく分かるのです。この気持ち。


「くすぶり続ける期間」が人間にはあります。

そして「ビジネス」にもその期間はあります。



しかし。 断言します。

どこの誰かも分からない人に仕事をお願いしてくれる人は必ずいます。

「よく分からんけど、オマエを信じるわ!」

・・・といってくれる人は必ずいます。


僕もそうでした。






何の実績も業界経験さえありませんでした。

でも・・・

「試しにやってみろよ、オマエの思うとおりに。」

といってくれた社長がいました。

その会社はもう50億目前の大きな規模になっています。
小さな1歩に立ち会えたことが光栄で光栄で。

はじめての仕事では僕はマーケティングというか、
集客からリピートの設計を全部やりました。
お客様の営業部署とデザイン部署の数名と何度もミーティングしました

「これはダメだと思う」

「Aはダメだね、行くならBだね」


相手はデザインのプロ。経験もある。
業界も長いし、僕よりキャリアがある。
徹夜して作った資料に5秒でダメ押しされたり、
徹底的に対立したり・・・・
でもコレって「美しい仕事」を獲得するための通過儀礼。

誰もが通る道では歩けど、そこでどうするのか?ってのは人それぞれ。


でも僕は折れたくなかった。
はじめてだからこそ。
根拠のない自信があったし、
コンサル実績はないけれど、
自分の力で他ビジネスでお金を稼いだ自信があったから。

「やっぱり相手の意見に従うべきなのかなー。
それが大人の仕事なんだろうか」

・・・・と心の中で思っていました。


そのとき。社長がこう言ってくれたんです。

会議の中盤で、ボソっと。




「これは彼のはじめての仕事なんだよ。

私たちは業界歴が流すぎる。

ましてやWEBなんて事例ひとつ無い。

どうだ。今回は任せてみないか?」





すごく嬉しかった。


「任せる」って怖いんです。
仕事を部下に任せるのは怖い。
ましてや「部外者に」任せるのはもっと怖い。
自分の方が上手く出来る!って誰もが思っているから。
でも・・・・

人間は己を「過大評価か過小評価」しか出来ません。

だったら「任せるべき」なんです。
1から10、全てをやるのが仕事じゃない。

この1件で僕はこの社長からそのことを学びました。







「私たちはこの曲を10年待ってた」



狭い日本だけれど、こーゆー人は必ずいます。

時には折れることも必要です。

でも責任を負えるなら「自分の思ったこと」をすべきだと思います。


それに出会うにはやっぱパソコンと睨めっこしててもダメだし、
書籍を貪るように情報や知識を蓄えてもダメ。

外に出るって行為は、こーゆー出会いのチャンスになるわけです。

刈り取る為にには、豊作を望むなら
「刈り取った量」ではなく「撒いたタネの量」が大切ってことですね。

どこにどんなタネをまくか?

仕事って結局はこれを徹底的に考えた人が幸せになるんだと。







知らないけど