消費者が、ある商品に対して持つ価格のこと。
消費者は実際に商品を購入する前に、商品の価格を感覚的に思考しており、この思考している価格が知覚価格である。しかし、この価格は、実際の価格と違うことがあり、消費者はそれによって価格の高い低いの印象を持つことにもなる。
例えば「ハサミ」であれば、たかくても1000円くらいだろう・・・という感覚的に思考している。
それを超えると「高い!」と感じる。
未だに売れないのは「価格」のせいだと思っている人は多いが、誤り。
価格を下げて売れるなら、この世に倒産する企業はないし、
100円均一のお店だけが繁盛するハズだ。
価値は意識が決めるもの。
・個々の客の価値観に合わせた商品、サービス提供は、価格以上の満足を創造し得る。
・商品価値が個人ごとに異なることを活用すれば、ビジネスチャンスになり得る。
商売人はその商品サービスの価値の意味、根拠を説明できるかどうか?
説明しなくても「ユーザーに伝えきれているかどうか?」って事。
説明しなきゃ理解してもらえないなら、それは無意味。
●価格に対する価格に対する知覚
重要なのは「企業と消費者との関係が弱い時は消費者はその時点では潜在顧客に過ぎない」
彼らの企業への評価は高くなく、製品・サービスに関する価格の知覚は「高すぎる」となることが多い。
しかし・・・顧客の段階に進むとこの価格の知覚は改善される。
まだ競争企業とそれほど変わりない状態であり、ここで競争企業が価格を下げると消費者はブランドスイッチを起こす(つまり乗り換え)
![$1億稼ぐビジネスモデル構築術 俯瞰思考と美しいビジネス集客販売の企て-集客デザイナー](https://stat.ameba.jp/user_images/20110610/14/fukanshikou/c5/ca/j/t02200092_0487020311281795499.jpg?caw=800)
ロイヤル顧客(優良顧客)に進むと、ファンという存在になるわけで、
価格は適正で、完璧に受容できる。
いかに階段を昇ってもらうか?!って事ですね。
簡単にいえば上手く行っているお店、会社はその階段を上手に昇らせ、昇ってもらっている。
知覚価格は受け取る側のポジションによって大きく異なるコトを忘れてはいけない。
●絶対に買わないでください。
なぜなら弊社はあなたを歓迎しないからです。
100人が100人「素晴らしい!安い!買います!」という商品やサービスはこの世にない。
安ければ買わない人も大勢いる。食品とか口にする物はそういう傾向が強いですし。
つまり100人に認められてもらう事が重要ですはなく、
価値を適切に伝え、感じるようにし、その価値を認めた理解してくれた人だけと付き合っていく。
これってホント、重要だと思う。
僕の会社もまさにコレです。ある意味、「お客様を選んでいる」と言えます。
付き合いたくない会社や人とは付き合いませんので。
「こんな人はうちのお客様ではありません。お断りです」
というのを決めておくと、価格決定も非常にスムーズです。
価格<価値
この図式なら売れる。
すっごくシンプル。
価値が価格を超えない限り、短期的な売上でしかなく、本当の意味での顧客は捕まえられない。